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高卒リーマンが、転職面談に潜入したら…いろいろと疑問だらけだった件

学び

カウンセリングを体感して、驚いたこと

 ゴールデンウィークが明けて都内某所のとある就職エージェントへ。知らない人もいると思いますが、僕の最終学歴は高卒です。詳しくは過去の記事と合わせて読んでもらえると幸いです。

 今回は、就職エージェントの実態を調べるという目的があったため、フリーターという設定にしております。受付を済ませ、個別ブース(小部屋)に案内をされました。個別ブースであれば、他の人に自分の経歴などを聞かれたりしないので、求職者も安心して話せると、ここまでは良い感じです。

 面談ブースでしばらく待っていると、20代前半ほどの若い女性(新卒かも)のキャリアアドバイザーさんが来てくれてカウンセリングがスタートしました。冒頭は軽いアイスブレイクをしてくれ、まずは20代の就活市場の話へ。事前に提出をした履歴書を見ながら、

アドバイザー(以下、アド)「うちは他社とは違って、厳選して求人を紹介しますので安心してくださいね!」

森川「はい」

アド「他の就職エージェントだと一気に10社とか、職種もバラバラで数を出してくるところとかあると思うのですがうちは厳選しているのでしっかりと軸を選定してからいきましょうね!」

森川「はい(2回同じことを言ってる……)」

 確かに共通認識を取るうえで、アドバイザーさんは2回繰り返していましたが、確かに「軸を選定してから」と言うのは大事。ここまでは特に問題もありません。

「経歴は聞かないの?」疑問だらけの面談

面談

アド「では、いただいた書類をもとに、経歴のことも聞いていきますね。最終学歴が高卒ですね?」

森川「はい」

アド「ありがとうございます。では、卒業をしてから今日までフリーターということですね! なるほど~。では、今回はどんなお仕事をお探しですか?」

森川「?!?!」

 なんと、経歴の深掘りはそれだけでした。「一応、芸人やってました」とか、このタイミングで就職する理由やキャリアについての想定問答を用意をしていたのですが、そこには一切触れず、早くも希望の仕事の話題に移ってしまいました。

森川「そ、そうですね~。アルバイトで個人向けの営業をやっていたので、営業職はイメージしやすいですが、他の仕事にどういうものがあるかも、わかっていないです」

アド「学歴とか加味すると、法人営業などは職歴が必要なので、ちょっと難しいです。でも、ITとかは未経験でも全然大丈夫です! 少し説明をしていいですか?」

森川「はい。お願いします」

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