相撲の「タニマチ」の由来、知ってる?スポーツビジネス業界のウラ用語
A. 10代のサッカー選手育成のための制度
2018年FIFAワールドカップではベスト16の成績を残したサッカー日本代表。6大会連続で出場を果たしており、海外の有名チームで活躍する選手も増えています。そんな選手のレベルアップに貢献したのが「トレセン」制度。
日本サッカー協会が、2002年のW杯終了後「10年以内に世界のトップ10に入る」ことを目標に掲げ、選手一人ひとりの「個の育成」のために設けたエリート教育制度なのです。トレセンの対象は、U-12、U-14、U-16。その下の年齢(6~10歳)を対象にした「キッズプログラム」から優秀な選手が推薦を受け、地区のトレセン選考試験を受験します。
合格者は、JFAアカデミー福島、JFAアカデミー熊本宇城に通うことができます。これは、フランスのサッカーエリート養成機関を参考に作られた、養成機関で、合格した選手は協会が用意した寮に入り、近隣の中学、高校に通いながら、放課後にアカデミーでサッカーの指導を受けます。
サッカーだけでなく、英会話の指導もあり、世界で活躍できる選手を育成するカリキュラムになっています。
<TEXT/bizSPA!取材班 モデル/吉野七宝実(SPA!DOL)>