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職場でいきなり「こいつはスゴイ」と一目置かれる3つの基本動作

学び

 こんにちは、戦略コンサルタントのShinです。今日のテーマは「若手が価値を出すための3つの基本動作」です。

若手社員

※画像はイメージです(以下、同じ)

「経験も知識もない」という状況で価値を出さないといけない若手って、根本的に不利な状況からのスタートなんですよね。先輩や上司はその道で何年も経験を積み、知識もある。お客さんとのコネクションや対応の仕方もわかっています。

 それに対して、若手社員はそれらの知識や経験がまったくない状態からのスタートです。それでも、なんとかチーム全体に貢献し、認めてもらえなければ、やりがいのある仕事はできないという“無理ゲー”な感じが漂います。

 ぼくも「早く一人前になりたい」と思って、いろいろと勉強をしたり、資格を取得したりしましたが正直、遠回りでした。もっと簡単に価値を出せる方法はあるのです。今回は難易度の低い順に3つの方法を紹介していきますね。

1)ミーティングに出たらすぐに文章に落とす

 まず1つ目は、「文章に落とすこと」。特に日本企業では、「なんとなくミーティング(なんとなく開催され、なんとなくいろんな人がしゃべり、なんとなく終わる会議のこと)」が多数発生します。参加している人たちも「こんなんでいいのかな?」と思っていますが、自分でまとめるのが面倒なので、なんとなく終わらせているケースが多いです。

 そんなときに、若手社員であるあなたが、会議で話されたことや、やるべきこと、次回までに決めておかなければならないことをサッとまとめ、参加者にメールで展開してください。誰にも言われず、そんなことができる若手社員がいたら、確実に重宝されます。

 内容が間違っていても別にいいのです。わからないところや間違っているところがあれば、すぐに先輩に聞いて、修正しましょう。もともと知識や経験では勝てないのですから、そこは素直に認めて学べばいいのです。そうすると、その次には、より正確なやり方でテキスト化できて、より重宝されるというサイクルに入れます。

2)状況が錯綜したらエクセルで整理する

ビジネス

 次におすすめしたいことは「エクセルで状況を整理すること」。プロジェクトが進んでいくうちに、どうしても物事が前に進まなくなるケースがあります。いろんな人が複数の価値基準から好き勝手にコメントしていて、何をどうするのが正しいのか、わからなくなってしまうのです。

 そんなときにもあなたの出番です。エクセルに、

・最終目標
・そこに行くまでのプロセス
・議論になっているポイント
・打ち手のメリットとデメリット

 のような形で、話をまとめてみましょう。ただ文章でダラダラ書くだけではなく、みんなの頭をエクセルで整理してあげるのです。

 必ずしもすべて正しくなくても構いません。このように整理するという姿勢を見せるだけで、みんなも「まとめなくてはいけないな」という気持ちになり、話が前に進むようになるのです。

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