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年末年始の新幹線や飛行機で得するウラ技。今からでも間に合う!

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【飛行機編】3.海外航空券は近隣国の乗り継ぎ便を狙え!

空港の廊下

 立ち乗りOKな新幹線と違い、搭乗する乗客の上限が決まっている航空券は、キャンセルもごくわずか。でも、こちらもチケットを確保する方法はまだあります。

 それは中国や台湾、韓国などの乗り継ぎ便を選ぶことです。特に中国と台湾は2月上旬に旧正月(春節)があり、この時期に休みを取るため、年末年始は日本ほど大混雑はしないんです。

 特に中国国際航空や中国東方航空、台湾のチャイナエアラインなどは、時期や路線によってはLCC以下の料金になっていることもあるほど。年末年始はそこまで安くありませんが、日系航空会社よりは確実に安いです。

4.国内線が満席でも韓国経由で空席が見つかる場合も

 羽田や関空発着の国内線の主要航路は、帰省ラッシュ、Uターンラッシュともにすでにほぼ満席です。

 キャンセル待ちも航空会社の上級マイレージ会員から優先的に案内されるため普段、飛行機にあまり乗らない人だと待っても順番が来ない可能性も十分に考えられます。

 そこで狙い目なのが、ソウルの仁川や金浦空港を経由する方法です。近隣国へのフライトは、年末年始でも空席が比較的あることは説明しましたが、前日や当日の予約であればJALやANAは乗れても高額な正規料金となります。そのため、海外を経由したほうが安くなる可能性があるわけです。

 当然時間もかかりますし、パスポートも必要になりますが、繁忙期に突然帰省しなければいけなくなった際には意外と使えます。

5.ダブルブッキングは座席アップグレードのチャンス?

一万円札を数える女性

 LCC以外の国際線限定の話ですが、航空機の場合はキャンセルを見越してわざと定員数より多くの予約を受け付けていることがあります。

 ダブルブッキングがよく起こるのはそのためですが、エコノミーからプレミアムエコノミーやビジネスクラスへのアップグレードがされやすいのは、こうした状況のときなんです。

 条件は各航空会社やそのときの状況によっても異なりますが、「早めのチェックイン」「1人であること」「その航空会社のマイレージカードを持っている」などが条件となるようです。

 なお、国内線でもダブルブッキングは存在します。その場合に多いのは航空会社がマイルやお金を渡し、それで別の乗客に譲ってもらうというもの。こちらは基本的に立候補制で、特に条件はないようです。

 もし時間が遅くなっても翌日のフライトに変更しても問題ないのであれば、謝礼目当てで応じるのもアリかもしれませんね。

 裏技というほどではないですが、知っていれば役に立つはず。この年末年始だけではなく、今後の参考にもしてみてください。

<TEXT/高島昌俊>

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