「~など、~とか」を英語で言える? such kind ofは初心者っぽい
間違っているわけではないけれど、ネイティブスピーカーがあまり使うことはない表現というのがあります。そのひとつに挙げられるのが、“Such kind of”。
比較的英語に自信をもって、英語でビジネスのコミュニケーションを取っている人でも口にしがちな表現です。
例えば、プレゼンテーションや会議中に何かの例を提示する際、「A、B、Cなど、このような種類のものがあります」と言うとします。
決して間違いではないけど……
そんな時に英語で、“A, B, C, and such kind of things”と言ってしまうのです。これ、決して間違ってはいないのですが、日本語を母国語とする英語学習者が非常に頻繁に口にする表現です。
前述の日本語文にある通り、「そのような種類のもの」とか「そのようなもの」という意味で口にするのでしょう。
言い換えれば「等」であり、and so onやet ceteraとも言えます。でも日本語ではよく「そんな感じのものです」と気軽に言ってしまいますね。それを英訳するとSuch kind of thingsとなるのでしょう。上手に英語を使っていても、時にこのような表現で「学習者らしさ」が垣間見えます。
これは決して恥ずかしがることではありません。間違ったことでもありません。まずはこのような細かい点は気にせず、積極的に英語を使ってみるのが大切です。
ネイティブっぽい言い方は?
しかし、「英語が上手になって、もう少し洗練された英語を使いたい」と思う場合には、ちょっとした表現にも気を払うといいでしょう。
Such kind of thingsではなく、and othersと言ったり、and the likeと言っても同じ意味で、またネイティブスピーカーもよく使う表現となります。
Such kind of thingsなどで含みを持たせて、やや曖昧な回答をする部分は、ある意味で日本的なのかもしれません。契約などの大切なシーンでは、もっと明確な表現をしてみることを意識してもいいでしょう。