ケータイマグに向かない飲み物は?コロナ禍の動向をサーモスに聞いてみた
感染者数が減少傾向にある今ですが、まだまだ油断は禁物で、ほとんどの公共施設やお店などでは「マスク利用」を呼びかけています。
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他方、一時に比べ外出制限が緩やかになったとはいえ、今なお公共施設やお店などでは、手の消毒も必須で、「自分のモノ以外の持ち物」にできるだけ触れないように心がける人が多いのではないでしょうか。
スターバックスは利用一時停止に
こういったコロナ禍で、マイボトル、タンブラーなどをめぐり静かにニーズの変化があったようです。
「自分のモノ以外の持ち物」に触れたくないことからマイボトル、タンブラーの需要の高まりがあった一方、スターバックスなどのコーヒー店ではそれまでに行っていたマイボトル、タンブラーによる利用を一時的に停止するといった動きもありました。
この両極端の動き、実際のところはどうなっているのでしょうか。マイボトル、タンブラーといった商品は、象印やタイガーなど優れた商品を展開するメーカーが複数ありますが、今回は魔法びんのパイオニア・THERMOSを展開するサーモス株式会社のブランド戦略課の小長井早紀さんに話を聞きました。
従来の商機はコロナで減少した
コロナ以前から、環境面での配慮などもありマイボトル、タンブラーといったニーズが高まり、身の周りでもこういったアイテムを使う人が著しく増えました。一方、コロナ禍によって他者との接触や対面する機会が著しく減ったこともあり、多くの人たちが、それまで使っていたマイボトル、タンブラーをどうしているかまでは想像がつきません。
「さまざまな面で影響がありました。まずひとつは外出する機会が減ったことで、それまでのようなボトルの使用頻度が減ったケースです。通常、春の新生活のタイミングや、運動会などの催しが盛んになる時期は弊社の商品の需要期でもありましたが、そういった機会がほとんどなくなってしまったため弊社のボトルの売り上げは低調でした。
また、海外観光客からの『お土産』需要もありましたが、海外から日本に来られる方が激減したことによる影響もありました」