「使わないiPhone」の正しい捨て方と注意点。個人情報流出の危険も
毎年恒例となっているiPhoneの新作発売。買い替えの際には「下取り」を利用し、新機種購入の助けとしている人も多いのではないでしょうか。では、iPhoneを捨てたいとしたら、正しい捨て方を知っていますか?
今回は、家で埃をかぶっていた古い端末や破損が激しい端末など、下取りに出すまでもないiPhoneの処分方法を紹介します。
基本はリサイクルを推奨
iPhoneを含む携帯電話は、端末に含まれるレアメタルなどの有用な金属の再利用を目的として、平成25年に施行された「小型家電リサイクル法」により、リサイクルが推奨されています。
リサイクルの方法は大きく2つ。1つ目はドコモ、au、ソフトバンクなど大手キャリアショップなどでの引き取り。もうひとつは各自治体が設置している回収ボックスの利用です。どちらの場合も無料で引き取り・回収が行われます。
キャリアショップで破損などが原因で下取りを断られた際に「無料にはなってしまいますが、こちら引き取ることもできます……」と言われた経験のある人もいるのではないでしょうか。これはリサイクル資源回収のためだったわけですね。
また、Appleのリサイクルプログラムを利用することで宅配での引き取りも可能です。オンラインフォームから申し込むことで送付キットが届き、iPhoneを含むApple製品を無料で引き取りをしてもらえます。
iPhone以外も!回収ボックスを活用
一方、回収ボックスでのiPhoneの回収は指定の収集所に設置されたボックスで行われます。設置状況や場所は各自治体によって異なりますが、ここでは世田谷区を一例に見ていきましょう。
2021年4月時点で、世田谷区では総合支所、まちづくりセンターなど、区内10か所の公共施設に緑色の回収ボックスが設置されています(自治体によって色は異なります)。iPhone含む携帯電話の他に、タブレット端末、携帯ゲーム機、デジカメ、カーナビなども無料回収しているので気軽に利用しましょう。
最後に、リサイクルではなくどうしてもゴミとして捨てたい場合は、「不燃ゴミ」としての回収になります。各自治体のごみ収集ルールを守って、指定の場所に出しましょう。