筋トレの味方・コンビニサラダチキン、良い所と悪い所
セブンイレブンから2013年に発売されたサラダチキン。販売から約7年が経ち、今ではコンビニだけでなくスーパーマーケットやドラッグストアなどさまざまなお店で取り扱われ、ヘルシーフードの市民権を獲得しました。
普段からトレーニングをしている人や食事の知識がある程度ある人ならばサラダチキンについて理解があると思いますが、一般の方には「なんか、筋肉つくやつでしょ?」「やせられたりするやつ?」などフワッとしたイメージしかないはずです。
今回は今さら聞けない「サラダチキンとの付き合い方」をご紹介していきます。
やっぱり「高タンパク・低カロリー」
鶏肉、特に胸肉が筋肉をつけるためにおすすめです。その理由は何とっても、高いタンパク質を摂取できる上に余分な脂分が少ないと言うことです。
胸肉は文字通り鶏の胸部分から翼の付け根部分についている筋肉です。運動量が豊富な場所なため、脂肪がつきにくく筋肉が発達する場所になります。
胸肉には100gにつきタンパク質が23gと多い上に脂肪は皮付きで1.5gしかありません。他の肉類や同じ鶏肉でも、もも肉などと比べると、「必要なものが多くて、余分なものが少ない」というポイントをしっかり掴んでいます。
筋合成に必要な〇〇を摂取
タンパク質が豊富でカロリーが低い食品はとても有効ですが、これだけでは筋肉がつきません。筋肉を増やすためには必要なアミノ酸が存在します。その中でも重要なのが「ロイシン」です。
ロイシンは体内で生成することのできない必須アミノ酸に属し、食事によって摂ることが必要です。体内ではロイシンが筋合成のスイッチとして働くため、ロイシンが不足した食事を続けていると摂った分のタンパク質が満足に筋肉に変わらない可能性があります。
動物性タンパク質には植物性タンパク質よりもロイシンが豊富に含まれています。豊富なタンパク質が摂れて、なおかつ筋合成に必要なアミノ酸も摂取できるサラダチキン。これがどこにでもあるコンビニで手に入ってしまう点が、たくさんの方に受け入れられた理由の大きな要因かもしれません。