テレワークは暇だという勘違い。26歳男性「姉の娘を預かるハメに…」
新型コロナウイルス感染リスクを下げるために満員電車を避ける時差出勤に加え、ここに来て導入する企業が増えているテレワーク。
ザイマックス不動産総合研究所が発表した「首都圏オフィスワーカー調査2019」によると、首都圏一都三県で働く人の職場への平均通勤時間は49分。往復だと1時間38分にもなり、自宅で仕事をすれば、その分だけ時間的余裕が生まれます。これはテレワークの大きな利点だと言えるでしょう。
新型コロナで仕事への影響はないが…
システムエンジニア(SE)の野原玲央さん(仮名・26歳)が勤めるソリューションメーカーは、数年前から社員のテレワーク化を積極的に導入。彼も1年半ほど前から在宅勤務に切り替え、会社に行くのは月4~5日程度。
幸いにも自身の業務に新型コロナウイルスの影響はほとんどありませんでしたが、テレワークであることが新たな問題を引き起こしているとか。
「隣町に住む姉から『幼稚園がコロナのせいでしばらく休園になっちゃったの。一生のお願い!』と頼まれて、5歳になる姪っ子を朝から夕方まで預かることになってしまったんです」
ちなみにお姉さんはシングルマザー。実家で母親と暮らしているそうですが仕事に出ており、地域の託児施設なども満員でどこにも預けられなかったといいます。
週3日だけ姪っ子の面倒を見ることに
「平日5日だとさすがにキツかったですけど、姉は基本的に平日2日が休みのため、週3日だけ姪っ子の面倒を見るということで話がつきました。でも、僕は独身ですし、子供の世話をした経験なんて当然ありません。たまに実家に戻ったときに遊んであげる程度でしたから正直不安しかなかったです」
それでも姪っ子は比較的おとなしかったこともあり、最初は仕事をしながら部屋の中で遊ばせておくつもりだったそうです。ですが、預かった初日の時点でその考えが甘かったことを思い知らされます。