「何を言ってるのかわからない」と上司に叱られる人のためのシンプルな思考法
こんにちは、戦略コンサルタントのShinです。
あなたは上司やお客様と話していて、「なにをいっているか、全然伝わらない!」「最終的に何をしてほしいのかわからない」と言われた経験はありますか?
ぼくは話が伝わらなくて悩んでいた
コンサルタントになり立てのころ、ぼくは「何かを説明する」という行動がめちゃくちゃ苦手でした。
伝えたいことはあるような気がするのですが、話しているうちに、何を伝えたいのか自分でもわからなくなってしまい、相手の頭の上にはてなマークを浮かばせてしまっていました。
「いろいろと考えていることはあるのに、それをうまく伝えられない」というのは、非常に悔しかったです。いくらいろんなことを調べていて、考えていても、それを伝えられなければ「価値がない」とみなされてしまいます。
もしあなたも似たような経験があるとしたら、ぜひひとつだけ意識してほしいことがあります。それは、「まず質問に答えること」です。
「話が分かりづらい人」は質問に答えない
話が分かりづらい、と言われてしまう人の9割以上にあてはまるのは、「質問に答えないこと」です。
上司やお客様はそんなに時間に余裕があるわけではないのに、話の本筋から離れた話をしてしまい、あきれられてしまう、というパターンです。
たとえば、上司から「昨日頼んだリサーチ、いつ終わりそう?」と聞かれたとしましょう。話が分かりづらい人は、以下のように答えてしまうのです。
「まず最初に過去に似たような調査をしたことがないか、データベースを調べました。近い情報はあるのですが、今回の目的に完璧にマッチしたものはなさそうです。ウェブでのリサーチもしましたが、すこし調査日付が古いため、使えるかどうかは微妙なところです。今は海外のエキスパートにコンタクトを取っており、何かしら生の情報が取得できないか考えています」
この人は、「今まで何をしてきたか」ということを、とうとうと話していますが、上司からの質問に答えていないですよね。「いつ終わりそうか?」ということを聞いたのにもかかわらず、こういう返答が返ってきたら、上司に「コミュニケーションがとりづらいな……」と判断されても致し方ないといえるでしょう。