20代が働きやすい企業No.1「大阪ガス」の平均年収は?社員の意外な苦労も…
年間2000万人が訪れる企業の口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」は10月23日、「20代が働きやすい企業ランキング」を発表しました。
そこで1位にランクインしたのが、大阪ガス株式会社(以下、大阪ガス)。2位のヤフー株式会社、3位の株式会社デンソーといった大手・有名企業を抑え、見事1位に輝きました。
大阪ガスでは、オフィスのフリーアドレス化や、ペーパーレス化、サテライトオフィスの設置といった職場環境をよくするための取り組みに力を入れているそうです。
では、大阪ガスってどんな事業に取り組んでいる会社なのか? なぜ働きやすい企業に選ばれたのか? この記事では、その理由を読み取れる口コミを交えつつ、疑問に答えていきたいと思います。
大阪ガス社員の平均年収は?
そもそも大阪ガスといえば、近畿地方(主に京阪神)を中心に、ガスを供給対象としている一般ガス事業者で、明治時代、1897年に設立され、2018年現在で122年目となる歴史ある企業です。
現在、従業員数は単独5680人、平均年齢は43.5歳で、平均年収は658万円となっています(Yahoo!ファイナンス)。
国税庁が発表している平成29年度版の民間給与実態統計調査によると、サラリーマンの平均年収は約432万円(平均年齢46.0歳)。大阪ガスはインフラ系の大手企業なだけに平均年収は高いようです。
また同社は、2018年3月に新しいグループブランドとして「Daigasグループ」を導入しました。大阪ガスの中核会社であるオージス総研、大阪ガスケミカルをはじめとしたすべてのグループ会社で今後使用されるそうです。
大阪ガスの取り組んでいる事業とは
大阪ガスの公式サイトによると、
「Daigasグループの事業は、3つの事業領域、『国内エネルギー事業』、『海外エネルギー事業』、『ライフ&ビジネスソリューション(LBS)事業』で構成されています。
ガス、電力を中心とした国内エネルギー事業、ガス田・油田の開発やLNG基地事業などの海外エネルギー事業、都市開発や材料、情報などのLBS事業で、社会、地域、お客さまの発展に貢献し、時代を超えて選ばれ続ける革新的なエネルギー&サービスカンパニーを目指して事業活動を進めています」
とあります。
また、大阪ガスは現在海外事業への投資に注力し始めており、今年6月にはアメリカ・ミシガン州の「ミシガンパワー発電所」を買収し、運営の主導権を握っています。
このことは、エネルギー自由化の影響で日本国内での競争が厳しくなったことが影響していると囁かれています。新たな領域に事業活動を進めていることからもわかるように、一般的なインフラ企業と違ってチャレンジングな社風があり、積極的に挑戦できる社風なのではないかと推測できます。