「アジェンダ」の意味や会議での使い方は?「レジュメ」との違いも解説【いまさら聞けないビジネス用語】
ビジネスシーンにおいて、適切な言葉遣いは重要なスキルのひとつ。基本的なビジネス用語を理解していることは、コミュニケーションの円滑化に直結します。本記事では、いまさら人に聞けないけれど、知っておきたいビジネス用語をわかりやすく解説。それぞれの用語が持つ背景や使用されるシチュエーションを押さえておくことで、職場での会話やメールに自信を持てるようになります。今回は「アジェンダ」について紹介します。
「アジェンダ」とは予定表のこと
アジェンダには議題や課題といった意味もありますが、簡単にいうと「予定表」のこと。そして、以下のような内容をリスト形式でまとめた資料のことです。
・会議の名称
・開催日時
・開催場所
・参加者
・会議の目的
・会議の方向性
・会議の流れや時間配分
・配布予定の資料
など
「レジュメ」との違い
混同しやすい言葉のひとつ「レジュメ」ですが、アジェンダとは意味が異なります。レジュメは簡単にいうと、会議の内容を要約したり、プレゼンテーション(以下、プレゼン)する内容の要点を文章にまとめたりしたものです。
レジュメにまとめる内容は、数値化されたデータや複数人が発表した意見など、暗記するのは難しいけれど発表を行うために必要な部分。これは効果的に報告や提案するためで、発表者はレジュメを参考にしながらプレゼンを行います。
レジュメは発表者が、アジェンダは参加者全員が共有して活用する資料です。レジュメは発表者自身が作成することも多いとは思いますが、資料づくりのときには “誰のために準備する資料なのか”を頭の中で明確にすることで、盛り込む内容を間違えにくくなるでしょう。
「アジェンダ」の役割と共有するタイミング
アジェンダの役割は予定表であるため、事前に参加者へメールで送付したり手渡しで配布したりして、情報共有することが重要です。事前に情報を共有しておくことで、参加者が会議の方向性や目的を明確にできるほか、自分の立場や役目を理解しやすくなります。
アジェンダを使って会議のシミュレーションを行い、会議の流れや時間配分を把握しておくことで司会者は進行がしやすくなり、発表者は話す内容について事前に準備がしやすくなるなどメリットも少なくありません。
スムーズな会議を実現するために必要となるアジェンダ、作成のコツや送付するタイミングなどを掴めば、活用できるビジネスシーンも多いのではないでしょうか。ぜひ上手に活用して、労働時間のストレスを少しでも軽減してください。
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