夜の会社には真実が…入社前に「ブラック企業を見抜く」ノウハウ10選
ブラック企業にだけは行きたくない! これは就職・転職を考える人なら、誰しもが思うことでしょう。実際に、私が運営する人材会社「UZUZ」や、YouTube「ひろさんチャンネル」でも、ブラック企業を回避したい方からの相談を多数いただきます。
そこでこの記事では人材会社を11年以上経営してきた私から見た「入社前にブラック企業を見抜く方法」を厳選して10個紹介します。ブラック企業の定義は人によって異なるため、10個全てを完璧に押さえる必要はありません。
しかし今回、紹介する内容をできる限り押さえれば、あなたがブラック企業に入る確率はかなり低くなるはずです。ぜひ最後までチェックしてみてください。なお、この記事は動画「【完全版】ブラック企業を見抜く21のノウハウを人材会社社長が徹底解説!」の内容を元に作成しています(以下、「ひろさんチャンネル」を元に構成)。
1:直接人に聞いてみる
1つ目のブラック企業を見抜く方法は「現在その企業に勤めている人、もしくは直近で働いていた人に内部の様子を直接聞いてみる」です。
信憑性のある情報を得られる可能性が高く、ブラック企業を見抜く方法としては一番おすすめです。でも「自分の気になる会社で都合よく働いている知り合いなんて、そうそういないよ……」という人も多いでしょう。そんな時におすすめなのが、SNSを使う方法です。
TwitterやFacebookなどで社名を検索すると、自己紹介欄にその社名を載せている人や、その会社についてつぶやいている人を見つけることができます。そういった人に「◯◯社の選考を受けようと思っているのですが、少しお話を聞かせてもらえませんか?」といったダイレクトメッセージを送ってみましょう。
無視されるかと思いきや、意外と返信をくれる人が多いです。メッセージを送るのに最初は勇気がいるかもしれませんが、丁寧な文章であればほとんどの人は優しく対応してくれます。それに、仮に相手から返信がなかったとしてもあなたが損をすることはありません。直接話を聞ける知り合いがいない場合は、是非この方法を試してみてください。
2:夜の会社を見に行く
2つ目のブラック企業を見抜く方法は「夜の会社を見に行く」です。これは、入社前にその企業の残業の多さを知りたい時に使える方法です。残業時間が長い会社は人が定着しにくく、“ブラック企業”とみなされることが多くあります。
一般的には残業時間が80時間を超えたら「過労死ライン」と言われていますが、80時間には達していなくても残業は少ないほうがいいですよね。しかし、「面接で残業時間を聞くのは気が引ける……」という人もいるでしょうし、聞いたところで「平均◯時間です」のような当たり障りのない回答が返ってくる可能性は大いにあります。
そんな時は、夜、その会社のビルを見に行ってみましょう。外から見た時会社のフロアの明かりがついていたら、それはつまり誰かが働いているということ。もちろん一度だけでは判断できないので、何度か訪れてみましょう。何日かチェックしていると、「おおよその一番遅い帰宅時間」を把握できます。入社前に時間があり、マックスの残業時間を実際に確かめたい人はこの方法がおすすめです。