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凋落が目立つ「Netflix」。動画配信で「Disney+」と明暗が分かれた理由とは

ビジネス

ネットフリックスが向き合うべきは…

 実際、ネットフリックスの原価率は下がっています。2018年3Qの原価率は65.3%でしたが、2022年3Qは60.4%でした。

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 ネットフリックスが当初狙った通りの成果が出ていると見ることもできますが、成長が止まった以上、コンテンツに予算を投じて話題作を作るべきでしょう。原価率と同時に売上高に対するマーケティング費の割合も低下しています。一時15%を超えていましたが、8%を下回る水準まで下がりました。

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 原価やマーケティング費用の低減、そして広告プランの導入は、投資家には歓迎されるかもしれません。しかし、それは視聴者に歓迎されるものではありません。ネットフリックスの成長限界は、視聴者と向き合うタイミングの訪れを告げているのかもしれません。

<TEXT/中小企業コンサルタント フジモトヨシミチ>

外食、小売り、ホテル業界を中心に取材を重ねてきた元経営情報誌記者。現在はコンサルタントという名の中小企業経営者のサンドバッグ役を務めるかたわら、経済の面白さを広く伝えるため、開示情報を分析した記事を書いている。好きな言葉は美食家・北大路魯山人の「硬め、麺少なめ、ニンニクマシマシ」

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