管理だけの人材は不要?実行スキルに欠けていても“なんとか生き抜く”考え方
こんにちは、伊藤祐(@TasukuIto5)です。Zenyum Japan(ゼニュムジャパン)という透明マウスピース矯正サービス企業の代表取締役社長を務めております。
今回は「実行スキルに欠けていても、なんとか生き抜くための考え方」というテーマについてお話します。
最近のコンサルファームの求人は…
私が働いていたコンサルティングファームは、第三者の観点から企業の現状分析、課題抽出、戦略立案をするのが主たる仕事です。PEファンドやベンチャーキャピタルは、成長性がある会社の持分を取得し、企業価値を向上させた後にExitし、そこの差分で儲ける仕事です。
ただ、最近の求人情報などを見ていると「アドバイスだけで終わりではなく、実行まで請け負います」「投資だけではなく、専属のバリューアップチームを組成し、企業価値向上にコミットします」と書いているファームがとても多くなっているように感じます。
管理するだけの管理職はもう不要に?
また、事業側でも「プレイングマネージャー」というカテゴリがメジャーになっています。
「管理だけする管理職はもはや不要」「チームを率いながらも、自ら手を動かして成果を出すべき」という経営側からの意向が強く反映されているのだろうなと思います。アドバイザリー、投資、事業……すべてにおいて「手を動かす」「ハンズオン」「実行」という側面が、今後の仕事ではより重要になっていく、ということだと感じています。
ただ、これは「管理なんかイヤだった、ずっと現場でバリバリ頑張れるぜーーー!!」という人にとっては素晴らしい流れですが、そうでない人にはまぁまぁキツかったりします。仕事における実行は、体力の多寡が重要な成功要因になることもあり、30歳を超え、体力の低下や家族を持ったりした場合、若者に勝てないケースもあります。