ゴールデンタイムをうまく使え。仕事の効率が変わる「時間割」とは
難度の高い仕事は夕方がマイベスト
一方で、私の頭が元気に働くのは、夕方です。最も活性化するのは、夕方5時から7時。これを私はゴールデンタイムと呼んでいるのですが、頭を最も使わなければいけない仕事や難度の高い仕事は、できるだけ、この時間に入れるようにしています。
1日の中で、どの時間もずっとゴールデンタイムだ、という人はなかなかいないと思います。早朝が好き、という人もいれば、夜が最も活性化する、という人もいる。
ですから、ゴールデンタイムをうまく使わない手はありません。午前中がゴールデンタイムなのに、大して頭を使わない事務処理の仕事に充ててしまったら、それはあまりにもったいない。あなたもぜひ、自分のゴールデンタイムがいつなのかを考えてみてください。そして、自分のゴールデンタイムには、「これぞ」という仕事に取り組んでください。戦略的に時間を使えば、仕事の効率は大きく変わります。
企画やアイデアはデスクで考えない
一方、かかる時間が読みにくい仕事もあります。例えばよく問われるのが「企画やアイデアはいつ考えているのですか」です。出版の企画だったり、書籍の構成だったり。実はこうした「考えごとの時間」は、時間割には組み入れていません。
どうしているのかというと、「時間割」以外の時間に考えます。これは、数多くの人気テレビ番組を手がけた放送作家に取材で聞いたのですが、企画やアイデアは、デスクに座ってウンウンうなっても出てくるものではないからです。
逆に、駅に向かって歩いているときや、シャワーを浴びているときなどに、いきなり浮かんだりする。その放送作家は「脳を油断させる」と表現していました。