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「スタートアップvs総合商社」新卒で行くべきは?5年後に差がつく働き方

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転職する場合も「働いた経験」がブランドに

転職

 有名なスタートアップを起業している方々も、なんだかんだ「就職偏差値が高い企業で働いた経歴」があり、それをうまく活用しているケースがほとんどです。 同年代の友人たちを思い浮かべてみると、仕事面で一番幸せそうなのは「これを突き詰める」と学生時代に明確になっていて、その道を突き進んでいる人たちです。

 迷いなく最初からスキな仕事をできる1~2%の人たちですね。その次が、やはり「とりあえず箔をつけた人たち」のように思います。迷いながらもずっと就職偏差値が高い企業で働き続けている人も、数回転職をしている人も、有名スタートアップの役員になっている人もいます。

 みんなおしなべて言うのが「最初に〇〇に行っておいてよかった」です。その後に転職する場合も、そこで働いたという経験がブランドになり、望むキャリアを築ける可能性が高いようです。自分が何をしたいのか、スキな仕事が何なのか。働いてもないうちからそれが明確にわかることはなく、ほとんどの場合ただの勘違いです。

 ただの勘違いを重ねてにっちもさっちもいかなくなるより、「今は自分には何をしたいこともないのだから、あとでそれに近づけるように、なるだけ箔がつく会社に行こう」というのが、大半の人にとってのベストプラクティスのようにぼくは思います。

<TEXT/Zenyum Japan代表取締役社長 伊藤 祐>

外資系デンタルケア企業の日本法人Zenyum Japanの代表取締役社長。「口腔ケア領域で、最高のSmileのための最高のサービスを提供し続ける」という会社のミッションを推進するかたわら「グローバル企業の日本法人経営者」という新時代のキャリアを普及させるべく、講演や執筆活動に積極的に取り組んでいる。X(@TasukuIto5)、noteなどでも積極的に発信している。2023年(令和5年)3月にビジネス書〈得する説明 損する説明〉をSBクリエイティブ社より上梓。

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