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「言われたことをきっちり、コツコツやる人」が評価されない当然の理由

学び

仕事で「結果を出す」ための3つの行動

 仕事においては、もちろん「言われたことを忠実にしっかりこなせる人材」は貴重ですし、評価されないことはないです。ただ、それでなんとかなるのは最初の数年ではないかなと思います。「言われたことをきっちり、コツコツやる」は最低限の基礎として備えたうえで、以下の3つの質問により「結果を出すための行動」を定義していくと、結果が出やすくなる = 評価が得やすくなります。

ゴール設定:最終的なゴールはどこにあるのか、なぜそれをゴールとして設定すべきなのか
課題定義:そのゴールに到達するにあたって、課題となっているポイントは何か
打ち手立案:その課題を解決するための打ち手は何か

 特に今は「プロジェクトの管理もしながら自身も手を動かしていく」というプレイングマネージャーが高く評価されるようになっていますが、彼らは1-3の問いを立てるに留まらず、具体的なアクションも自ら進んで引き受け、結果を出せる人たちです

 そのような姿勢を見せることで、チームメンバーも自然に上記の問いを立てつつ行動に落とし込むことができ、チーム全体としてのパフォーマンス向上につながります。

なんで結果が出ないんだ?と悩むなら…

仕事

 今回の伝えたいことをまとめると、以下の通りになります。

■仕事は「言われたことを忠実にこなす」ことだけでなく、「結果を出すための行動定義」をしたうえで、結果の出やすい行動をしていくことが重要になる
■「結果を出すための行動定義」には3つの問いを立てていくとよい
■ 3つの問いで行動定義をした後に、自身で具体的なアクションも起こしていき、目にみえる結果を出していくとより評価が高まる

 ぼく自身、ついつい「言われたこと」をやってしまいがちになってしまうクセがあり、そのたびに「いかんいかん、まずはゴール設定、課題定義、打ち手立案に戻らねば」と自分を律しています。「言われたことはちゃんとやっているのに、なんであんまり結果が出ないんだ?」と悩んでいる方は、ぜひ実践してみてくださいね。

<TEXT/Zenyum Japan代表取締役社長 伊藤 祐>

外資系デンタルケア企業の日本法人Zenyum Japanの代表取締役社長。「口腔ケア領域で、最高のSmileのための最高のサービスを提供し続ける」という会社のミッションを推進するかたわら「グローバル企業の日本法人経営者」という新時代のキャリアを普及させるべく、講演や執筆活動に積極的に取り組んでいる。X(@TasukuIto5)、noteなどでも積極的に発信している。2023年(令和5年)3月にビジネス書〈得する説明 損する説明〉をSBクリエイティブ社より上梓。

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