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年代問わず「仕事がすごい」と思われる人に共通する“ソフトスキル”の身につけ方

学び

 こんにちは、伊藤祐@TasukuIto5)です。Zenyum Japan(ゼニュムジャパン)という透明マウスピース矯正サービス企業の代表取締役社長を務めております。

リモートワーク

※画像はイメージです(以下同じ)

 今回は、リモートワークがメインになった現在、「ソフトスキル(すべての仕事のベースとなる個人の能力)」を磨くためのオススメの方法についてお話していきます。

「若手はとにかくハードに働け」

 今の時代に新卒で入社して仕事を始めた方々、ぼくは率直に「大変そうだなぁ……」と思います。短期的な大変さでいえば、現在20代後半以降の人たち世代のほうが勝っていた気もします。当時はコロナ前で、通勤ラッシュに耐えて毎朝出社する必要もあり、今ほど労働に対するコンプライアンスも厳しくない時代でした。

「若手はとにかくハードに働け」「先輩たちから仕事のやり方を体得しろ」という空気もその頃はあったように思います。少なくとも、ぼくが新卒で入社したときはそのような環境の中で働いていました。労働時間も長かったですし、先輩方から優しくも厳しいご指導をいただき、「社会人って大変なんだな」と思いながら20代前半を過ごしていました。

 そのころに比べれば、今は”短期的には”ラクになっているように思います。コロナがきっかけでリモートワークを導入している企業もめちゃくちゃ増えましたし、「部下への指導」も非常にソフトにならざるを得ない状況になっています。

「ラク」な側面が多いと仕事で行き詰る?

リモートワーク

 コンサルティングファームも、かなりの割合で「ホワイト化」していると友人たちから聞いています。リモートワークで通勤時間も削減できるし、先輩たちから怒られることもなく、労働時間そのものも一時期より減っている……これは「ラクになった」といってもよいでしょう。

 ぼくはそれでも、今の時代に新卒入社した人たちは「大変そう」と感じます。短期的には、上記で述べた通り「ラク」な側面が多いですが、長期的な観点で見ると、あまり恵まれていないのではないかと思います。

 リモート時代でも、要領よくかつモチベーション高く、仕事のやり方や結果の出し方を体得できる一部の超優秀層な人は問題ないと思いますが、「リアルな経験を積み、たくさんの失敗の中から身体で仕事を覚えていく」というぼくのような要領悪めなタイプは、のちのち行き詰ってしまう可能性があります。

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