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若者が逃げ出す「危ない会社」6つの特徴。頭が空っぽなダメ上司の口ぐせは

学び

キレイすぎるオフィスは要注意

誰もいないオフィス

 さらに渡部氏の経験上、オフィス環境も大きな要素だという。

「キレイすぎるオフィスは要注意。あまりに社内が整然とし過ぎていると、視線が隅々まで届き、逃げ場を失った社員がストレスを溜め込んで、うつに陥りやすい。また、そもそもうつになりやすいのは、几帳面で頑張りすぎる人。ですから、休職した社員を『根性がない』など本人の問題として蓋をする隠ぺい体質の会社も危険ですね」

 この4月からは改正労働施策総合推進法、いわゆる「パワーハラスメント防止法」が中小企業でも施行されるが、職場からハラスメントが駆逐される日は遠そうだ。

<危ない会社の【ハラスメント】の特徴>
1. 経営層がパワハラ体質
2. オフィスがキレい過ぎる
3. 休職者は自己責任

<取材・文/週刊SPA!編集部>

【石川弘子】
社会保険労務士。フェリタス社会保険労務士法人所長。一般企業に勤めながら社労士試験に合格、独立。著書に『モンスター部下』(日本経済新聞出版)などがある

【渡部 卓】
産業カウンセラー。帝京平成大学人文社会学部教授。ライフバランスマネジメント研究所代表、エグゼクティブ・コーチ。関連著書、研修などで多数の実績がある

【嵩原安三郎】
弁護士。フォーゲル綜合法律事務所・所長。労働、ハラスメント問題などに精通し、テレビ出演多数。著書に『交渉上手』(三笠書房)など

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