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Apple変革の象徴か。歴代最高性能の「Mac Studio」など新商品が一挙公開

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iPad Airは「順当なアップグレード」

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充電や外部接続にUSB-Cを用いるiPad Air。iPhoneも早くこちらにしてほしいものだ

 1年半ぶりのニューモデルとなったiPad Airでは、従来の「Aシリーズ」(iPhoneと共通)に換えてM1プロセッサを採用。CPUの世代も考えれば、順当なアップグレードが施されたといえる。

 発表会においては、快適なゲームプレイを強調する映像が印象的に挿入された。主にグラフィック性能が強化されており、FPSなどのオンラインゲームで良い結果を残したい人ならば手に入れたいマシンである。

 なお、無印・mini・Air・Proの4モデルが並行して展開されているiPadシリーズだが、今回更新されたのはAirのみだ。今後の棲み分けとしては、比較的廉価な無印iPadとiPad miniでは「Aシリーズ」のCPUを搭載し、高価格帯のiPad AirとiPad Proでは「Mシリーズ」(Macと共通)のCPUを搭載するものとみられる

 ちなみに、「M1」CPUの登場からはすでに1年が経過しているが、後継となる「M2」CPUはまだ発表されていない。Mシリーズのアップデートはおそらく2年おきになりそうだ。該当するシリーズの買い替えサイクルも、2の倍数年を基準に考えることになるだろう。

Mac Studioは何者だ!?

 ここまでは妥当なモデルチェンジであり、新しいiPhoneやiPadの登場に驚いた視聴者はいない。ところが一転「何だこれは」と疑ったのが、新製品のMac Studioである。

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Mac Studioでは、筐体容積の半分以上が冷却に充てられている

 筐体はMac miniを天地に拡大したような外観だが、驚くべきことに、その容積はほとんどが冷却用ファンが占めている。フタを外したらヘリコプターになって飛んでいきそうな大きさだ。

 現代のコンピュータにおいて肝要なのが、CPUなどの熱暴走を予防するための冷却系である。Intel時代のMac miniでは排熱が追いつかず、ユーザーが「部屋が熱くなる」と訴える一幕もあった。AppleがMac Studioで極端なデザインを採用したのも、後述する新設計のCPU「M1 Ultra」の性能を最大限発揮させるためだと思われる。

 ただし、Mac Studioの静粛性に関してはまだ定かでない。「スタジオ」を名乗るモデルだけに、内部から爆音が漏れないことを祈るばかりだ。

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Mac Proと比べると価格は安く、大量調達する現場もありそうだ

 なお、エントリーモデルは24万9800円~、上位モデルは49万9800円~というMac Studioは、価格帯においてタワー型のMac Pro(65万9780円~)に相当する。今後、Mac Proは終売となり、Mac Studioが取って代わるものと想定されるが、Intel搭載機としてMac Proの販売が続く可能性もある。

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