「同棲はNG」結婚前のカップルが“確認or注意すべき行為”をプロに聞く
あえて期限を決める意義とは?
そして、「“同棲は結婚のお試し期間”と決めて、半年一緒に住んでみて、『この人なら一緒にやっていける』と判断したら結婚する、ダメなら別れる、と期間を設定しなければいけません」と同棲の心構えを強調。
「同棲が長くなると、男性のほうは家に女性がいてくれることで居心地が良くなり、気ままな同棲生活を続けたくなります。一方、女性は同棲期間が長くなると『この人は結婚する気があるのか?』と疑心暗鬼になり、次第に不協和音を生むケースは多いです。先に話した『寝室を一緒にするか』『家事の分担はどうするのか?』なども大切ですが、『同棲の先に結婚はあるのか?』という結論を出す意味でも、同棲をスタートする上で“期間”を決めることは大事です」
今が1番価値があることを意識しよう
最後に結婚に踏み切れない男性に対して、「50歳、60歳になった時に独身でも、自分自身が寂しさを感じないか真剣に考えてみてください。美味しいご飯を1人で食べても十分美味しいと思えるのであれば独身でも構いません。ただ、少しでも寂しさを覚えるのであれば結婚相手、恋人を探しましょう」と促す。
「婚活市場において、女性だけでなく男性も年齢が重視されます。今が1番若いため、このタイミングに行動できるかどうかが、素敵な結婚相手を見つけられ、豊かな将来を遅れるのかの分岐点になります。そもそも、近年はバツイチ、バツニの人も珍しくないため、結婚するかどうかを深刻に考えなくても良いです。とにかく、現状維持は快適ですが、それでは物事は何も前に進まないため、結婚願望を自分の中で意識できているのであれば積極的に行動するしかありません」
恋人がいる男性は、結氏のアドバイスを参考にしながら、結婚を逆算した動きを取ると良いだろう。恋人がいないのに「結婚はいつかできれば良い」と楽観的に考えている男性は、今この瞬間が最も魅力的であることをまずは自覚することが大切なのではないだろうか。
<取材・文/高萩陽平 編集/ヤナカリュウイチ(@ia_tqw)>
【結太朗】
大学卒業後は、大手企業に勤務するかたわら、2011年から結婚の仲立ちを行うようになる。いつしか周りから「カリスマ仲人」と言われるようになり、以来、仲人活動を開始する。成婚を導いたカップルは300組以上に及ぶ。著書に『恋活卒業! マトモな男とだけすぐに付き合える方法』(かんき出版)