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コンビニのラーメン“ジェネリック二郎”、狙いをファミマに聞く「ワシワシ感の再現に苦労」

暮らし

監修というのはどの程度の“監修”か

「弊社で麺やスープを自作し、千里眼さんの味に近いものをいくつか試食してもらう。『麺をもっと固くしたほうが良い』『ニンニクのパンチが弱い』など、いろいろアドバイスをいただき、このトライ&エラーを繰り返しながら味を近づけていきます。今でこそ、ある程度レシピの目安は決まっていますが、開発当初は何度も来店し、時には定休日にお邪魔することも少なくなく、大変ありがたかったです」

 さらには「商品のパッケージに関しても、こちらで作成したものに目を通してもらい、『派手な色遣いにしたほうが目に入りやすい』といった 味以外のアドバイスもいただきました」と語った。

ワシワシ感の再現は難しい

ジェネリック二郎

噛み応えのあるワシワシとした食感

 千里眼のクオリティに近づけるための苦労話が聞かれたが、中でも麺の製造には非常に時間を費やしたという。

よく二郎系の麺の食感は“ワシワシ”と表現されますが、このワシワシを再現することに非常に苦労しました。そもそも、食感をワシワシと表現することがなく、具体的なイメージが湧きません。

 このワシワシを開発メンバーで共有するために、ラーメン二郎さんを始めインスパイア系のお店に足を運び、その都度意見を交わしながら、ワシワシ感の共有に力を入れました。その甲斐あって、最初は堅くてボソボソした食感だったものの、千里眼さんのアドバイスもありながら、ワシワシ感を再現できたと思います」

 とはいえ「いまだに『ワシワシってなに?』と聞かれても明確に言語化することは難しいです」とも答えた。

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