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衆院選「無駄だから投票しない」という人が入れている“1票”/ラッパー・ダースレイダー

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「二大政党制」が成立していれば…

 やらかした代理人が「次はちゃんとやる」と言っているのだったら、まずは間違えを犯していない代理人を選び、その間にやらかした代理人に今後の方針を考えてもらう。なぜなら、代理人は任期が決まっていますから、当然やらかしたことに対しての反省する期間が与えられます。間違えたことをもう1回やり直さなくても、再チャレンジのチャンスは4年後に残されています。

「1回間違えた人は、お休みをいただきましょう」で十分なはずです。もし二大政党制が成立しているのであれば、本来はそういった交代機能を果たします

 その任期の間に溜まってしまった腐敗や、うまくいかなかったものを整理する時間をつくれる。これは時間がないとできませんからね。物を片付けるとき、散らかったままその上に物を乗っけるのか、1回整理するのか、それが選挙のタイミングで考えなければいけないことです

「政権がだめだったら変えればいい」と考える

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 これで、どういう選び方をすればいいのかは大体わかりやすくなったと思います。小選挙区制で選挙区がいろいろあって、1000人以上の人が立候補しているからよくわからないという場合は、今の争点に基づいて判断をするのがいいと思います。

 現状、政権がやれる事は限られています。日本をめぐる状況はここ30年固定化してきた問題が多いからです。あとは国会を開くか? 虚偽答弁をしないか? 公文書を改ざんしないか? と言う点で考えれば良いでしょう。

 政権が変わってうまくいくかどうか不安だという人は、政権にも任期があるので「だめだったら変えればいい」という思考にするといいです。その感覚が当たり前になるように、まず自分を持っていくというのが大事だと思います。

 選挙が始まる前までは議席数の予想などがありますが、告示が始まってしまうと、テレビやラジオでは公平性を保つことを理由に、非常にテンションの低い選挙報道になります。そして立候補者はひたすら名前を連呼して名前を覚えてもらう「名前連呼スタイル」の選挙戦がはじまってしまいます。

 ただし、各立候補者や政党のホームページに行けば、政策などの情報は載っています。そして小選挙区の場合、僕たちが住んでいる近所で選挙戦は行われるので、近くの駅前で候補が演説していることが多いでしょう。

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