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不安が充満する時代に「絶対にやってはいけない」行為。どんな覚悟が必要か

学び

「不安をなくそう」と思わなくていい!

「不安」って、生存していくためのメカニズムとして大切な要素です。だから「適度な不安」は感じるべき。それを感じた上で、自分で自分の人生を苦しめないようすること。不安は黄色い警告ランプみたいなものだから、「注意して進め」です。何について注意しないといけないのか、それは個人個人で考える必要があります。

 社会の不安以上に、人間関係の不安や不満は尽きません。1つは「人に何かをして欲しい」のにしてくれない時。例えば、労いの言葉をかけてほしいのに「ありがとう」がない。あるいは、さみしい思いをしているのに、「愛してる」って言ってくれない。

 これは、相手に「過度な期待をしないこと」が解決策です。 例えば嫌な上司がいて、成果を挙げた時くらいほめて欲しいって思ったとします。でも、その上司は仕事もできず、離婚もしている。そんな状態の人がほめるはずはないんですよ。仕事や家庭に気配りできない持ち主ですから。

“この人は、人間の言葉が話せない猫なんだ”くらいに思えれば、ラクになりませんか? 上司がほめてくれないなら、自分で「俺は(私は)よくやっている」と言えばいいわけですよ。

嫌な人に出会ったら探偵になる!?

不安

 もう1つは、他人からして欲しくないことをされた時。「余計な一言を言われる」、「やらなくていいことをされる」ことが原因で、カチンとくる。こういう時は、相手はなぜそうするのか、探偵のように調査してみましょう。

 この人、“奥さんにも絶対一言多いんだろうな”、“一言多いのはよほど心に闇があるのかな”とか。そう思うと、家族からも嫌味な人間と思われているんだろう、と想像してみたり。本人も自覚しているけれど、つい出てしまうのか? と、とらえることもできます。諺にある「罪を憎んで人を憎まず」。“慈悲の心”をもって見ると気がラクになります。

 人間関係でギスギスした時は、向き合うことも必要です。向き合うといっても、面と向かって話すだけではありません。負の感情をもたないイメージをするんです。例えば、面倒くさい相手なら、「母親だったらこの人って可愛いのかな」と。ありえない…、それなら「おばあちゃんだったら孫だから可愛いかな」と、他人の視点で見てみる。

 それも想像できないなら、マザーテレサの視点で見るんです。彼女ならこの人をどうやって包み込むんだろう、って。もうその頃には、おかしくて笑ってしまう。そういうふうに、自分が大人になっていけばいいんです。

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