男の頭皮がクサい原因を探る。お風呂場やドライヤーで絶対NGな行為とは
爪を立てて洗ったり、シャンプーのつけ過ぎはNG
頭皮の臭いを防ぐためには、毎日のシャンプーを正しく行うことが大切と先に言いましたが、改めて正しいシャンプーの方法について解説したいと思います。
シャンプーをする前に、ブラッシングをして髪についたホコリを取ります。ブラッシングが終わったら、38度のぬるま湯で髪を2~5分しっかり流しましょう。その際、指の腹を使って頭皮を優しくマッサージするのがポイントです。この下準備をしっかりおこなうことで、頭皮や髪の汚れの約半分が落とせると言われています。
シャンプーを手に取ったら、しっかり泡立てて指の腹で優しく洗いましょう。爪を立ててしまうと、頭皮に傷が付き雑菌が傷口に入るため、注意が必要です。汚れが気になる人は、事前にしっかり洗い流してからシャンプーすると良いでしょう。
またシャンプーの付け過ぎは、禁物です。シャンプーを多く使っても汚れが落ちるとは限らず、またすすぎ残しの原因にもなります。髪の長さやボリュームに合わせて、適切な量を使うことが大切です。たとえば、短髪の男性なら500円玉程度の量で十分でしょう。
1日に何度もシャンプーを使うと…
シャンプーが終わったら、すすぎ残しがないように、しっかり洗い流しましょう。すすぎ残しは雑菌の餌になり、臭いの原因になります。すすぐ時間は、シャンプーにかけた時間の約2倍が目安です。耳の裏や後頭部、もみあげはシャンプーが残りやすいため、特に意識しましょう。
シャンプー後は、ドライヤーで頭皮をしっかり乾かすことがポイントです。まずしっかりタオルドライをして、毛髪や頭皮の水分を吸収します。次に、ドライヤーの温風を髪の根本に当てて、頭皮をしっかり乾かしましょう。その際、毛先のダメージが気になる人は、温風の後に冷風を使うとダメージが軽減でき、ツヤも出ます。
注意点として、臭いが気になるからと、1日に何度もシャンプーをするのは控えましょう。頭皮を洗い過ぎると、必要な皮脂まで洗い流してしまい、過剰な皮脂分泌を促します。皮脂の分泌が増えると雑菌が繁殖しやすくなり、また髪のベタつきの原因にも。そのため、シャンプーを使って洗うのは1日1回を目安にしましょう。いくら洗っても頭皮の臭いやベタつきが気になる人は、洗い過ぎが原因かもしれません。