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「理想の息子」を望む母親から毎日着信が…。“毒親”と向き合う20代息子が出した結論は

コラム

正解は「母親の望む息子」を演じること?

疲れた会社員

 しかし、アラサーにもなって母親からの過度な電話はうっとうしいもの。どのように対応しているのかと聞くと「通話中に声のトーンを高めて元気なアピールをする。向こうからオススメされた商品や習慣を『実践してみる』と伝えて安心させる」と答えました。

「以前、母親に『余程のことがない限り、電話は控えてほしい』と言ったことがありました。が、まさに逆効果で電話の回数がさらに増えてしまって……。それからは親を心配させたり、煙たがる素振りは見せずに、母親が思い描く息子の理想像を演じようと努めています

 子離れができていない母親からの電話なので、とにかく安心させてあげることが重要だと北野さんは考えます。

母親に対する辛抱は今後も続く

 もちろん周囲や専門機関に相談するなどほかにも対処法はあるはずです。しかし、「そこまで深刻な状況ではないと判断している」と語る北野さんは、ひとまず母親の望む通りに振る舞うことで、問題の先送りを図っているそうです。

過度なおせっかい電話は増えることはありますが、この期に及んで(電話が)減る見込みは少ない」と半ば諦めの境地にいるようです。母親からしたら息子は実家にいた頃のイメージで止まっているので、うまくその印象を保ちつつ接してあげることが大事なのでしょう。

 ちなみに電話だけでなく、たまには実家に帰ってくるようにと催促され続けてもいます。健康に気を使うわりに「コロナはただの風邪、副作用が危ないから打つな」と言うのだとか。

 息子に会いたいがためにコロナを気にしていないのか、本気でコロナをただの風邪と思っているのか定かではありませんが、北野さんの母親に対する辛抱は今後も続きそうです。

<TEXT/佐藤隼秀 イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>

-[ストレス発散な話]-

1995年生まれ。大学卒業後、競馬会社の編集部に半年ほど勤め、その後フリーランスに。平日はライター、週末はゴールデン街での店番バイトで生計を立てる。趣味は飲み歩き・散歩・読書・競馬

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