ユニクロのプリントTシャツ「ダサくならない着こなし」をプロが解説
無彩色Tシャツは配色が重要
たとえプリントがカラフルであっても、生地の色が落ち着いているならば、コーディネートの難易度は下がります。一枚コーデのみならずサマーアウターの重ね着もOKです。
ただ、生地感にもよりますが、そもそもがカジュアルな印象なのでテーラードより、オープンカラーシャツのようなカジュアルアウターが合わせやすいでしょう。この場合、重ね着の配色が重要です。
Tシャツとサマーアウターの色を揃えることで、プリントが際立つようになります。プリントTシャツを調和させる秘訣は、プリントをあえて目立たせること。全身の色数が増えるほどプリントの印象は弱まってしまい、賑やかで散らかったよう見えるのです。
そのため、重ね着するならば、ほぼ同色のサマーアウターを羽織りましょう。また、1枚で着るのであれば、パンツとTシャツの色を合わせたワントーンにすることで、プリントのデザインが際立つはずです。この紺色のTシャツに紺、もしくは黒系のパンツでワントーンに見せることで、ビビットな黄色の柄が際立ちます。
胸元ワンポイントは「アンクルパンツ」で
胸元にワンポイントがあるTシャツの攻略法でいちばん簡単なのは、サマーアウターを羽織ること。脱いだときチラッと見える程度ならば、どんなワンポイントであっても差し支えがありません。特に、このTシャツのように白地に黒のワンポイントであれば、なおさらです。
一方、1枚で着るときには、黒や紺の「アンクルパンツ」で大人っぽく仕上げましょう。胸元のワンポイントはさほど大きなデザインではないため、パンツを大人っぽく見せることで、収まりがよくなることでしょう。逆にショートパンツやデニムの場合、着る人によってはワンポイントが子供っぽく見えるかもしれません。
=====
個性が強いデザインのプリントTシャツも、コーディネートに工夫を凝らすことで、私服として着るハードルがググっと下がります。本記事を参考にしていただき、この夏、挑戦してみてはいかがでしょうか。
<TEXT/服のコンサルタント 森井良行>