「撮影した写真は翌朝まで見れない」インスタと“ひと味違う”カメラアプリを使ってみた
「写ルンです」のような使い切りカメラを模したカメラアプリ「Dispo」を知っているだろうか。SNS機能を備えており、他のユーザーの写真を見たり、アルバムを共有したりできる。インスタなど他のSNSとはひと味違う、Dispoの使い方とその魅力を紹介する。
不便さが逆に楽しい写真SNS
Dispoの最大の特徴は、「撮影した写真は翌朝9時まで見ることができない」という点にある。かつてのフィルムカメラでは、撮影が済んだフィルムを現像に出し、指定された「仕上がり時間」に受け取りにいく……ということをしていたが、それがアプリで再現されているイメージだ。
当初は招待制を取っていたが、3月上旬に招待制を廃止。現在はアプリをダウンロードしてアカウントを作成すればすぐに利用できる。なお、現状では「Clubhouse」と同じくiPhone版のみで、Androidアプリは提供されていない。
アプリを起動すると、紙袋のイラストが表示されただけの画面が出現。強めにタップすると袋が倒れて中からカメラが飛び出すアニメーションが表示された後、アカウント作成画面に進める。軽くタップしただけでは何も起こらないため、ここで戸惑うユーザーもいそうだ。
アカウント作成には、電話番号かApple ID、SnapchatのIDを使用。Apple IDで登録する場合も電話番号による認証は必要となる。
カメラ機能はいたってシンプル
アプリのカメラアイコンをタップすると、どこかで見たことのあるような使い切りカメラ風の画面が出現する。
横画面にした状態で右側にある緑色のボタンで撮影できる。左上の2つの小さなボタンは、ストロボのオン/オフと自撮りモードへの切り替えボタン。上のダイヤルを使ってズームが可能だ。
また、右端のエリアをタップすると、後述する「ロール」を写真の追加先として選ぶことができる。自分が撮影した写真は、「ライブラリ」に一覧表示される。一番上の「現像中」となっているものが、朝9時に閲覧可能になる写真だ。
9時を迎えると、それまでの24時間に撮影した写真が表示される。フィルムカメラ風のフィルターがかかった、レトロな雰囲気の仕上がりだ。
最大にズームした写真は倍率としては5倍程度だろう。明るい場所での撮影なら、そこそこのクオリティで撮ることができる。