物を持たない「ミニマリスト」生活のコツと、買ってよかった5アイテム
生活リズムを取り戻す3つのコツ
――コロナ禍での苦労でいえば、家にいることが増えて、生活リズムが乱れてしまった人多いと聞きます。こういった部分で何か生かせることはあるでしょうか。
Takeru:僕も家にいる時間が増えました。そこで心がけたことは基本3つです。1つは朝一番で、Todoリストを作る。今日何をやるべきか、やりたいことは何かをリストアップする。2つ目にリストの中の優先順位をつける。緊急性ややる価値、といった基準で順番をつけていきます。そして優先順位の高いものから順番に片づけていく。
3つ目に、疲れたり、ぼうっとしてきたと思ったら、途中でも次の行動に移したり、気分転換に運動や読書をしたり、行動を変えるということです。区切りはざっくり、集中力が続くまででいいと思います。僕の場合だと30分とか60分とか。「このくらいで終わればいいな」程度の目安をつけますね。
――時間はざっくり区切るというのは何か、理由があるのでしょうか?
Takeru:ミニマリストあるあるですが、時間には追われたくないですし、自由さは確保したい。あまりきっちり時間を決めてしまうと追われる感じがして、プレッシャーになってしまうんです。
だから、ざっくり優先順位を決めて、集中力が切れたら別の行動にシフトして集中力が途切れないようにする。そのほうが結果として生活も乱れないし、ほかの人と比べても時間的なゆとりが生まれるのではないかと思います。
食生活の乱れには断食が
――私もそうなんですが、家にいる時間が増えて、ついついお酒を飲みすぎてしまったり、食生活が乱れたりする人もいる。この点は何か対策できることはあるのでしょうか。
Takeru:この機会に1日の食事回数を減らす、例えば断食をするということを考えてもいいのではないかと思います。 『空腹こそ最強のクスリ』(アスコム)という本によれば空腹、いわゆる飢餓状態にあると脳が活性化や集中力の増加、女性ではアンチエイジング効果など、食事回数を減らすことによる様々なメリットがあるそうです。
――食事回数を減らす、他にはどんな利点が?
Takeru:また食事回数を減らすことで、残された一食が大切になってくる。何を食べようか、栄養バランスを気にする。このように、ちょっと思考を変えるのが大事です。何でも食べられる、飲める、という状況だとつい毎日お酒を飲んだり、ジャンキーなものを食べてしまったりする。だからこそ食事回数を減らす、あるいは、断食をするというのはおすすめです。