再配達を減らす「置き配用バッグ」を使ってみた。潔癖症には向かないかも
意外と気になる「再配達いつ来るか問題」
新型コロナウイルスの感染拡大と、それに伴う外出自粛のため、「在宅ブーム」ともいえる状態がにわかに現出している。もちろん宅配の仕事は大変なはずだが、おかげで「再配達が減った」と喜ぶ声もあるのだとか。
受け取る側と届ける側の両者ともに、再配達というのは負担になる。これを解決すべく、宅配便各社では「置き配」を勧める取り組みが始まっており、郵便局(日本郵便)も置き配に対応するようになった(荷物の種類によっては不可能)。
在宅していても、いちいち玄関先に出向きたくない場合は多い。入浴中やトイレ中はもちろんのこと、「今日はAmazonの荷物が来るから……」とそわそわして過ごすのもストレスだ。
この際断言してしまうが、我々はもっと置き配を活用したほうがいい。一度試して理解したが、置き配を頼むことで、「荷物が来る日」の心理的な負担が段違いに軽減される。
セキュリティの問題を解消するには
しかし、置き配を依頼する際に心配となるのがセキュリティである。Amazonの段ボールを玄関先に直置きするとなると、やはり不安が伴う。盗難に遭うだけでなく、プライバシーの侵害にも懸念が残る。特に女性の一人暮らしでは注意すべき点だ。
一部の新築マンションのように、鍵のかかる宅配ボックスを備えていれば問題はないが、そうでない家庭もまだまだ多いだろう。パナソニックが販売している「COMBO」シリーズなど、外付けの宅配ボックスを設置するという選択肢もあるが、こちらは据え付けのための工事が必要で、やはりハードルが高い。
COMBOなどの宅配ボックスと比べても割安な商品がある。「再配達がなくなる」を合言葉にしている置き配専用バッグ、「OKIPPA」だ。にわかに普及を進めつつある品で、郵便局の公式サイトからも案内されている。今回はこれを試してみた。