iPhoneケース「装甲騎兵ボトムズ」が誕生。開発のきっかけを社長に聞く
ボトムズiPhoneケースの魅力を聞いた
待望の「ボトムズiPhoneケース」。北山さんのおすすめポイントを聞いてみたところ、1つ目はケース左に配置された「スコープドッグ」のディテールであるという。
「スコープドッグは、当時放送されていたアニメでは作画の都合でディテールが省略されていたこともあり、パーツの情報蒐集(しゅうしゅう)に苦労しました。特にコクピット周りは細かく再現しているので、ぜひ手に取って堪能してもらいたいです」
プリント基盤のデザインには専用のCADを使い、線の一本一本を手作業で描いていく。しかし、このCADは直線しか入力できないため、曲線を描くときは細かい直線を組み合わせて表現するそうだ。今回のボトムズケースの設計で入力した直線は、およそ8万本に及ぶ。
そしてもうひとつが、背面に並ぶアストラギウス文字(劇中で使われているテキストのひとつ)だ。
「刻印されているアストラギウス文字は、このケースのために新たに書き起こしたものになっています。フォントの製作にあたってはサンライズの渋谷さん・遠間さんにもご監修いただき、2社の熱い思いが詰まった作品に仕上がりました」
「“最低野郎”のみなさんお待たせしました」
電子技販とサンライズ、奇跡のコラボによって生まれたiPhoneケース。仕上がりについて、前回の記事でも登場いただいたサンライズのIP事業本部の渋谷誠さんからもコメントが届いた。
「最低野郎(iPhone11ユーザー)のみなさん、発売から時間が空いてしまいましたが、ついに専用ケースが発売しました。
アストラギウス文字、基盤の色とマッチしたスコープドッグのデザイン、そしてレンズから妖しく光る赤き閃光など、ボトムズの世界観を楽しめる仕様となっております。お待たせした分、こだわった仕様になっております!」
今後もどのような商品が生まれるのか楽しみにしたい。
<取材・文/モチヅキサトシ>