激混み“痛勤電車”でのトラブル3連発。電車を逃してあわや遅刻…
2:西武新宿線の“牛歩ホーム”に疲労感
続いて話を聞いたのは、金融関係の企業に勤務する加藤弦さん(仮名・27歳)。大学進学のために東海地方から上京、学生にも人気の高い「西武新宿線沿線」に住んでいました。
「閑静な街並みと家賃相場のわりに西武新宿駅まで乗り換えなしで出られるので、西武新宿線は気に入っていました。社会人になっても、そのまま住んでいたのですが、西武新宿駅の1駅前の高田馬場駅で乗り換えするようになって、思いも寄らない目に遭いました」
加藤さんの職場は築地駅。自宅の最寄り駅から西武新宿線で高田馬場駅から東西線に、茅場町駅から日比谷線に乗り換える通勤ルートです。
「朝の高田馬場駅の乗り換えは、ホームに人が溢れて、改札まで5分近くゆっくり歩かさせられるんです。これが朝の忙しい時間帯にはめちゃくちゃストレスなんです。
おまけに東西線に乗り換えても、茅場町駅まで車内は超満員。茅場町駅に着いても、ホームは混雑。築地駅も出口まで狭い階段を一列になって歩くので、再び牛歩状態。最近新しい出口ができましたが、たどり着くまで5分以上かかってしまいます。遅延したり、電車を1本逃すと遅刻してしまいますね」
毎朝、激しい疲労感を覚えるため、ため息をつきながら出社しているそうです。