FacebookとLINEの認証提携は要注意「個人情報ダダ漏れ」を防ぐには
どんな情報を集めているのか
Facebookが保管している情報は多岐にわたる。
アカウントに紐付く情報は、ユーザーとして行った投稿や「いいね!」がすべてではない。位置情報の利用を許可している場合にはその情報が、アプリと連携している場合にはそのログイン履歴が、Facebookアカウントに蓄積されていく。
また、「SNSとの連携」機能はさまざまなWebサービスに搭載されているが、これもプライバシー上の危険をはらんでいる。
たとえば、アダルトサイトに表示される「f」や「Like!」ボタンを不用意にクリックしてしまうと、どんなアヤシイ動画を見たのかをFacebookの実名アカウントで共有することになってしまう。これは一大事だ。
誤クリックを避けても情報は筒抜け
また、「Like!」ボタンの誤クリックをうまく避け続けたとしても、ブラウザをデフォルトの設定で使っている場合、「どんなサイトを見たか」という情報がFacebookアカウントに関連付けられている可能性が高い。
そういった個人情報により、広告をユーザーの嗜好に最適化することで、Facebookは高い収益をあげているのだ。
広告ブロックなどのアドオンや、ブラウザの「プライベートブラウズ」機能を使うことでこれを防げるので、覚えておきたい。これはFacebookだけでなく、Twitterやinstagramなど、他のSNSでも同様である。
これまで述べてきたように、ノーガードでFacebookを使い続けることには、さまざまなプライバシー上のリスクがある。もしも「今後一切ログインするつもりがない」というくらい疎遠になっているのなら、アカウントを消去してしまうのもひとつの手だろう。
では「Facebookアカウントがないと困る」というのは、どういう場合だろうか。