水風呂がやわらかいって何!? サウナーの聖地に行ってみた<漫画>
薬草サウナは息をするのもツラい暑さ
水風呂ばかり語ってしまいましたが、もちろんサウナも素晴らしいので語らせて下さい。
そもそも、まず浴場に入った瞬間に薬草の香りが漂っているんです。薬草にこだわっているしきじには「薬草サウナ」と「薬草風呂」があります。
薬草サウナは60度というサウナにしては低めの温度設定ですが、かなりの汗が噴き出します。壁に吊るされた薬草の湿気で、隣の120度のフィンランドサウナよりも体感温度が高く、息をするのもツラいんです。私は顔全体に濡れタオルを巻かなければ呼吸ができませんでした。
普段は10分間サウナ室にこもるところ、ここは5分しか耐えられませんでしたが、全身からはいつもの数倍の大量の汗をかいていまいた。もうそのあとの水風呂は至福です。
また、独特な入浴法があって、いろいろサウナーの方々のブログなどを見てみると、「サウナ→水風呂→外気浴」を3セットという通常の流れとは異なるようです。
【しきじの基本的な入浴法】
1. サウナ
2. 水風呂
3. 薬草風呂
4. 水風呂
5. 椅子で休憩
こちらが1セットです。これを3セット繰り返すことで皆さんも至福の「ととのい」にたどり着くことでしょう。
天然水で炊いたほっくほくのご飯を味わう
入浴を終えたあとは2階の休憩スペースで食事をしましたが、サウナ入浴後の食事ってどうしてあんなに美味しいんですかね。しきじのご飯は水風呂と同じ天然水で炊いているようで、ほっくほくです。最初から最後まで幸せ。
今回、初めてサウナを目的としたひとり旅をしてみましたが、結果としてサウナーの聖地と呼ばれる「サウナしきじ」は大満足でした。遠くても行く価値ありです!
ただ、目的がサウナだけって少し不安ですよね。実は私自身も、せっかく東京から新幹線で約6000円も払って静岡に行ったので、サウナだけではなく、他にも静岡おでんの有名な青葉横丁で飲み歩いたり、観光地の「日本平」や「三保の松原」も行きました。みなさんもゆるく計画を立ててみて下さい。
サウナしきじは、まだ足を踏み入れていないサウナーの人たちはもちろんですが、まだサウナの良さがわからないという人にもぜひ行ってほしいスポットです。
なぜなら、何事も“初めて”を経験する場合は、中途半端なところへいくよりも、こだわっていたり、クオリティが高いものを体験したほうがその“良さ”を感じられる確率が上がって、その後ハマりやすいからです。
さぁ、あなたもサウナしきじで最高の“ととのい”を感じてみませんか?
<取材・文・漫画/zzz(ズズズ)@zzz_illust>