職場にいる“不真面目そう”なのに、なぜかうまくいっている人の秘密
こんにちは、戦略コンサルタントのShinです。今日のテーマは「実力やスキルよりも大事な“勝ち馬”を見抜く処世術」です。
ぼくたちはついつい、「一生懸命に勉強し、スキルをつければ仕事で成功できる!」と考えてしまいます。もちろん、これを否定するわけではありません。ある程度のスキルや実力がなければ結果は残せませんし、お客さんに評価されることもないでしょう。
しかし、本当に「一生懸命に勉強し、スキルをつける」ということで成功できるのでしょうか?
「不真面目なのにうまくいっている人」の秘密
すこし周りを見渡してみてほしいのですが、そんなに実力がなさそうなのにも関わらず、圧倒的な実績を残している人、そこそこいますよね。まじめにコツコツ、というタイプではなく、どっちかというとちゃらんぽらんな感じがするのに、すごい成果を残している、そんな人です。
逆に、常に一生懸命勉強していて、業務に関する知識がものすごくあるのにもかかわらず、あまりよいポジションを取れていない人もいます。
この違いはどこから来るのでしょうか。
実は、「不真面目っぽく見えるのにうまく実績を残している人」にはある秘密があるのです。それは、「勝ち馬を見抜く」という処世術です。
勝ち馬=伸びそうな業界・企業・上司・プロジェクト
どういうことか、もう少し具体的にお話します。
彼らは、伸びそうな業界・企業、優秀な上司、うまくいきそうなプロジェクトを見つける力に長(た)けているのです。自分の力を活用せずとも、自然とうまくいく、そういう状況に自分を置いておくのです。
そうすると、「私は3年前から企業Aの社内コンサルタントとして働いていました。今、3年前と比べると会社の規模が10倍になっていますが、それをサポートしてきたのが私です」というアピールができるのです。
もしかしたら、その人がいなくても会社の規模は10倍になっていたかもしれません。むしろ、逆にその人が居なかったら30倍になっていた可能性すらあります。しかし、周りから見ると「この人、あの会社を大きくした立役者なのか、すごい!」と思われ、新たに良い仕事が回ってきて、さらに実績を積み増すことができます。
この文脈においては、「実力」はあまりインパクトがありません。「うまくいきそうな業界や企業」を見抜いて、そこに参画することにより、実績を積み増しているのです。