会話をリアルタイムでテキスト化。高評価の文字起こしアプリを試してみた
仕事を効率よく進めるためには、無駄な作業はできるだけやらずに済ませたい。自動化できる部分はツールに任せてしまうのが賢明だ。
アプリストアで比較的評価の高かった音声のリアルタイム自動文字起こしアプリ「Notta」を使い、その精度をチェックしてみた。
音声をリアルタイムでテキスト化
「Notta」は、iOSおよびAndroidに加えてブラウザから使えるWeb版も提供。スマホからもPCからも利用できる。
毎月120分まで利用できる無料版が用意されているが、1回の文字起こしは3分までに限定され、後述する外部ファイルのインポートやWeb会議の自動文字起こし、データの書き出しなども有料版のみの機能となる。
そのため、無料版で精度や使い勝手を試した後は、有料プランに切り替えるのが現実的な使い方になりそうだ。その場合、月額料金1500円で月1800分(30時間)の利用が可能。一括年払いの場合は1万600円で、月あたりに換算すると約883円とだいぶ割安になる。
アプリで新規録音を開始すると、音声がリアルタイムでテキスト化されていく。会話の区切りや話し手が変わったタイミングを自動で認識してブロックで区切られ、そのブロックごとに経過時間が表示される。
タグや画像の挿入も可能
録音データの再生時は、該当箇所のブロックがハイライト表示される。ブロックをタップすることで任意の位置から再生を始めることも可能なので、必要な箇所だけを聞き返したい場合にも便利だ。
再生速度は0.5倍から3倍の間で7段階から選択が可能。ブロックごとに「重要」「ToDo」などのタグをつけたり、テキストを編集したりもできる。ユニークなところでは、テキストの途中に画像を挿入できる機能も用意されている。会議の録音に関連情報を紐付けたい場合などに使えそうだ。
音声データとテキスト化したデータは、それぞインポートが可能。ファイル形式にはプレーンテキストのほか、WordやPDFを選ぶことも可能だ。