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ドコモが200万人規模の通信障害…「つながらない」に備える3つの対策法

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 2021年10月14日、ドコモで発生した大規模な通信障害は、約200万人の通信環境に2時間以上影響を与えたと発表された。

 IoT機器関連の工事に端を発する今回のトラブルは、一般ユーザーのスマホだけでなくタクシーの決済システムなどにも影響を与え、すべての回線が復旧するまでに丸1日以上かかる大騒動となった。

ドコモ

画像はイメージです

 直接影響を受けなかった場合でも、スマホに頼りすぎる生活に危機感を抱いた方は多いのではないだろうか。通信障害などでスマホの通信が使えなくなった場合への備えとして、日頃から準備できる対策を紹介したい。

1)格安プランで「サブ回線」を確保しておく

 利用しているスマホが、1台で2回線を利用できる「デュアルSIM」に対応している場合、普段使っているメイン回線に加えて、低価格で使える別の回線を入れておくと安心だ

 たとえば、KDDIの「povo2.0」は基本料金ががなく、必要に応じてデータ通信の「トッピング」を購入する仕組み。180日以上トッピングを購入しないと回線が停止されてしまうため、一定期間ごとにトッピングを購入する必要はあるものの、かなり低コストでの回線維持が可能だ。

 また、楽天モバイルは月1GBまでの通信が「0円」となっている。ただしこの場合も、一定期間使われていない回線は停止や解約が行われる可能性があるため、定期的に回線を使うなど維持のためのメンテナンスは必要になる。

 MVNOを2回線目として使う場合は、メイン回線と別のネットワークを利用しているものを選ぶのがよいだろう。

 今回の通信障害では、ドコモのネットワークを使っているMVNOも影響を受けたことが報告された。メイン回線がドコモならauやソフトバンク系のMVNOをサブ回線にするなど分散させるのが賢明だ。

2)eSIMなら即時開通もできる

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デュアルSIMを利用する場合、デフォルトで音声通話やデータ通信を使う回線を指定できる

 もしかしたら、「いつ起きるか分からないトラブルに備えてサブ回線を契約するのは抵抗がある」という人もいるかもしれない。

 スマホがeSIMに対応していれば、通信障害などのトラブルが発生してから別の回線を確保するという回避策も考えられる。端末内に回線の契約情報を書き込むeSIMは、物理的なSIMカードを使う場合と異なり、契約後に即時開通が可能だ

 契約をオンラインで行うため、申し込みから開通までの作業を行う間はWi-Fi環境を確保する必要があるものの、「今はWi-Fiが使える場所にいるけれど、これから外出するので回線を確保したい」といった場合には役立つだろう。

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