ビジネス英語で「I’m sorry」の一言が絶対NGである理由
ビジネス英語トレーナー そのはたちえこです。ビジネスパーソンを対象に、コーチング手法を使ってビジネス英語を教える仕事をしています。今回紹介するのは、ビジネスシーンの英語で「絶対に言ってはいけない一言」です。それは何だと思いますか? もしかして、あなたも言ってしまってはいないでしょうか?
思わず言ってしまうあの一言
私が外資系メーカーで、あるチームのマネージャーをしていたときのこと。部下の1人に、来日するシンガポール人マネージャーに向けて、ある技術的なプレゼンテーションをしてもらうことになっていました。その部下は、30代半ばの男性。技術的な知識や経験豊富で、理系のスペシャリストとしてチーム内でも非常に信用の厚いメンバーでした。
その彼にシンガポール人上司にプレゼンをやってもらうことは、2週間くらい前から決まっていたので、彼は一生懸命資料を準備して臨んだのでした。そして、いざ、本番当日。シンガポール人上司の前で、プレゼンテーションを始めたその彼は、開口一番、何と言ったと思いますか?
I’m sorry, my English is bad.
そう、「私は英語が下手で、すみません」と言ってしまったんです。
今すぐやめてください
他にも、こんな言い方をしている人も見たことがありませんか?
I’m sorry, I can’t speak English well.(英語がうまく話せなくてすみません)
I’m sorry, my English is terrible.(私の英語が酷くてすみません)
これをお読みの皆さん、もし、過去に同じことをしてしまったとしたら、今すぐやめてください。ビジネスシーンの英語で、自分の英語力がないことを謝っても、いいことはひとつもないのです。この記事では、それはどうしてか、またビジネスシーンで英語に自信がない時、どう考えたらいいか、具体的にどんな対策をしたらいいかをお伝えします。