GWは自宅で読書しよう。楽しく学べる「ビジネス小説」4選
こんにちは、戦略コンサルタントのShinです。今日のテーマは「ゴールデンウィークにぴったりの楽しく学べる「ビジネス小説」4選」です。
みなさん、ゴールデンウィークはどんな予定がありますか? ぼくは最初は奥さんと旅行しようと思っていたのですが、コロナの影響でどこにも行けなくなってしまいました。ぼくと同じような状況に陥ってしまっている人も少なくないのではと思います。
その代わりに、ゆっくり寝て過ごしたり、NetflixやYouTubeを見たり……というパターンが多いかと思うのですが、おそらく真面目なあなたはそれだと逆に自己嫌悪に陥り、消耗してしまうかもしれません。
そんなあなたにおすすめしたいのは、「ビジネス小説」です。良質なビジネス小説は、ページをめくる手が止まらないほど面白いですし、登場人物たちの体験を通して学ぶこともできます。
時間があるゴールデンウィークだからこそ、ビジネス小説を読んで、楽しみながら学ぶというのはいかがでしょうか。本日は、ぼくのお気に入りのビジネス小説を紹介しますね。
1:三枝匡『V字回復の経営』
『V字回復の経営―2年で会社を変えられますか』(日経ビジネス人文庫)は、日本でのボストン・コンサルティング・グループの礎を築いた三枝匡氏のビジネス小説です。
小説とは言っても、過去に氏が手掛けた具体的な案件をベースに書かれており、非常に具体的で生々しく、不振企業をV字回復させるときの状況が目に浮かんできます。
「企業の再生ってどういう順序でやるの?」「企業を元気にするために必要なリーダーシップとは?」などなど、楽しく読みながら学べます。
三枝氏の他の著書である『経営パワーの危機―会社再建の企業変革ドラマ』『戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ』『ザ・会社改造–340人からグローバル1万人企業へ』(いずれも日経ビジネス人文庫)も読み応えがあって面白いのでおすすめです!
2:稲田将人『戦略参謀』
マッキンゼー出身の稲田将人氏のビジネス小説です。『V字回復の経営』同様に、実際のケースをもとに書かれていますが、主人公はコンサルタントではなく、アパレル企業の社員です。
彼が外部のコンサルタントや上司である経営企画室長とともに、会社を再建するために奮闘する物語です。主人公の高山は、非常に素直でモチベーションは高いのですが、経営戦略に関する知識はほぼ皆無で、それを周りの教師役の人たちがかみ砕いて教えてくれます。
『V字回復の経営』と比べて文章のタッチも軽く、非常に読みやすいです。現在経営企画関係の仕事をしている人や、コンサルタントとして事業会社の変革に携わっている人は一読の価値ありです。