職場で「わからない」と言うことの大切さ。ついダラダラ仕事をしてしまう人へ
こんにちは、戦略コンサルタントのShinです。今日のテーマは「仕事を面白くしたいなら、『わからない』と堂々と言えるようになろう」です。
あなたは「わからない」という言葉にどういう印象を持ちますか?「恥ずかしい」「情けない」「言ってはいけない」「信頼を失う」「不安」、そういうネガティブな印象を持つ人がほとんどではないでしょうか。
「わからない」のは仕事をしていくうえで当然
ぼくたちは、学校教育の中で「わかること」を強要されてきました。いろいろな問題に取り組み、答えを出し、より正解をたくさん出した人が評価され、いい大学に行ける。そういう状況で過ごし続けてきたゆえに、「わからない」に対して嫌悪感や恐怖感を抱くのです。
しかしながら、大学を卒業して仕事を始めると、「わからないことがあまりにも多い」ということに気づきます。仕事は、勉強と違って明確な答えがあるわけではなく、状況もコロコロと変わっていきます。自分だけですべての状況を把握し、サクサク解いていくことは非常に難しいのです。
そのような「わからないことが当然」である状況なのにもかかわらず、「わからない」に対するネガティブな感情を持ってしまうと、どういうことが起こるでしょうか。
そう、「本当はわからないのに、わかったふりをする」とか「わからないことが立て続けにありすぎて、何がわからないのかもわからないという状況に陥る」みたいな状況ですよね。
ぼくも「わからない」と言えない人だった
こうなってしまうと、周りから「わかってないのにわかっているふりをしている、知ったかぶりな人」「普段何も言わないからわかっていると思ったのに、実は何もわかっていなくて使い物にならない人」みたいな評価をされてしまいます。
何を隠そう、ぼくがそうでした。会社で飛び交う専門用語や文脈が何もわからなかったのですが、「わからない」ということに抵抗感があり、なんでもかんでも自分で処理しようとしていました。
しかし、それが通用するわけもなく、どんどん「わからない」が積みあがり、ついには「何がわからないかもわからない」という状況に陥ってしまったのです。
こんな状況で仕事がうまく進むはずがありません。残業時間だけが積みあがり、パフォーマンスは一向に上がりませんでした。