同期で実力差がつくのはなぜ?ビジネスで「伸びる人/伸びない人」を分けるもの
こんにちは、戦略コンサルタントのShinです。今日のテーマは「伸びる若手が経験している“あること”」です。
今まで何人もの若手の人と働いてきました。その中には、すぐに成長して先輩たちと肩を並べて仕事ができるようになる人がいる一方、なかなか成長できずに苦しんでいる人も少なからずいました。
ぼくが若手のころは、完全に後者でした。
一生懸命やっているものの、結果に結びつかず、いろんな人のアドバイスをもらっても形にできず、ずっと苦しんでいました。
血肉にできる人と、「反省しているフリ」で終わる人
若手社員のうちは、経験も知識もなく、先輩や上司から指摘をされることが多いものです。これは、ほとんどすべての若手社員に共通することと言えます。そう、スタートラインはみんな一緒なのです。
では、なぜすぐに圧倒的な差がついてしまうのでしょうか。それは、毎回先輩からもらう指摘の意味をしっかりと咀嚼(そしゃく)し、自分のものとして昇華するか、「反省しているフリ」でその場しのぎを繰り返してしまうかの差なのです。
ぼくは、指摘を受けたときにいつも「すみません」「気を付けます」と繰り返していました。しかし、それはただ、その場しのぎをしたくて出た言葉にすぎず、次も似たようなミスを続けていました。本人は、ちゃんと反省しているつもりなのです。しかし、それはあくまでも「つもり」にすぎず、真の行動改善にはつながっていませんでした。
過去のぼくのような人は少なくないです。口では「すみません」というものの、本当に自分のことを省みて行動を変えることはなく、いつまでたっても成長しないのです。逆に、指摘を受けたら素直に吸収し、二度と似たようなミスを繰り返さない人も、なかにはいます。
両極端の若手社員を見ていて、ぼくはあることに気づきました。
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