過酷な不動産業界を20代はどうサバイブすべきか?「#全宅ツイ」に聞く
GWの終わりとともに五月病のシーズンが到来です。仕事の悩みを抱える読者のなかには、自身のキャリアビジョンが不透明な方もいるのでは。
そこで何かの参考になるかもと、不動産業界の酸いも甘いも噛み分けた、「全国宅地建物ツイッタラー協会」(全宅ツイ)会員に、不動産業界における20代社員のキャリア形成について聞いてみました。
「物量をこなして基礎体力をつける」
キャリア戦略の一例として、「特定ジャンルの物件に特化すべし」、としたのが全宅ツイ会員のコンドル君(@condor_kun)さんです。
どエンド君を見てればわかるように不動産投資の現場では自分の常識や日本語が通じない人達とのやり取りが日々発生しています。お金だけ出してあとは良きに計らってというわけにはいきません。それを煩わしいと感じる方はおとなしくREITを買いましょう。
— コンドル君 (@condor_kun) 2018年4月16日
「何でもできるに越したことはないですが、不動産投資の分野では、かつてノンコア資産だったホテルや物流施設がコアに近付いたり、クラウドファンディングが始まったりと領域がどんどん広がっています。なので入口の段階でアセットタイプを絞るのも一つのキャリア戦略かと思います。たとえばシーアールイーで倉庫のプロになるとか」
匿名会員S氏は、若手時代に物量をこなす経験が後に生きると説きます。
「将来どうなりたいかにもよりますが、若いうちに独立して財を成したいのであれば、オープンハウスや住友不動産販売のような、とにかく膨大な仕事量と業務量を根性でこなさないといけない企業で経験を積むのは悪くないと思います。育成方法はむちゃくちゃですけど力はつきます」
当人は大変と感じるかもしれませんが、S氏は「案件数の多さは財産」になると力説。
「オープンやスミフのような環境で潰れず結果を残せる人なら、どの会社にいっても成功するでしょう。逆に言えば、ほとんどの人は潰れている、ということでもありますが」