20代が“ギンギンな街”に住むメリットは?不動産マン「#全宅ツイ」に聞く
「全宅ツイのグル」(@emoyino)さん(40代)も、堅実志向が顕著な今の20代について次のよう述べます。
不動産屋さん100人に聞きました。隣地境界未確定のままだと土地を買いたくない区ナンバーワンは東京都23区のなかのどれ? 「ピンポーン!文京区!」ある!ある!ある!ある!
— 全宅ツイのグル (@emoyino) 2018年4月10日
「最近の若い人を見ると、できるだけ野望を持たず、お金をかけず、小さくまとまろう、って感じます。
……駄目です。
郊外木造賃貸アパートに住む人は、郊外木造賃貸アパートに住むような人になり、港区分譲タワマンに住む人は、港区分譲タワマンに住むような人になるのです。
あなたの人生が、住む街や家を決めるのではないのです。住む街や家が、あなたの人生を決めるのです。
さぁ、できるだけ都心に、賃貸でも分譲でもいいですから、できるだけたくさんのお金を払って、精一杯のリスクを背負って住むのです」
というように給料の半分近くが麻布物件の家賃に消えた、自身の経験に基づいた持論を展開してくれました。
世間の堅実志向に忖度してはいけない
人間関係は住む場所に依存するという見解は、前出のあくのふどうさん氏も指摘します。
「ギンギンなところに住めば、あなたは新たな人間関係を手に入れることでしょう。これはとても刺激的で最高に楽しい経験となります。
20代のような無限のエネルギーがあるうちに、その街の住人となり、取り返しのつかない人間関係を手に入れて、シャレにならないおっさんに成長してほしいと思ってます」
ただ寝るためだけの生活空間にお金を払うのではなく、周辺空間や、それによってもたらされる人間関係といった、付帯する価値を見越した部屋選びを推奨する考えが、全宅ツイ会員には多いようです。
世間の堅実志向に一切忖度しない、異端の不動産業界人からの提言、あなたはどう受け取りましたか?
<取材・文/栗林篤>