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「同僚との世間話」は意外と重要。仕事で最初に見直したい“ムダな時間”とは

学び

「時間管理のマトリクス」をひも解くと…

ビジネスイメージ―考えるビジネスマン

 日々、どんなことに時間を使っているかを【(1)緊急でかつ重要なこと(=第1領域)】【(2)緊急ではないけど重要なこと(=第2領域)】【(3)緊急だけど重要でないこと(=第3領域)】【(4)緊急でも重要でもないこと(=第4領域)】の4象限に分けてみるのです。これを『7つの習慣』では「時間管理のマトリクス」と呼んでいます。

 例えば、「明日中に送付するお客様への資料作成」。これは急いで対応する必要もあるし、お客様への資料ということで重要なものです。よって第1領域。

「業界の知識を得るために書籍を読む」これは急いで対応する必要はないかもしれませんが、重要なものなので第2領域。

「(必要性を感じない)会議に参加すること」これは時間が決まっているので対応する必要がありますが、必要性を感じていないということで重要ではないと判断し、第3領域。

「同僚との世間話」これは急ぐ必要もないし、重要でもないので、第4領域……といった具合です。

侮ってはいけない「第4領域」

 では質問です。この4つの領域の中でどの領域を見直すべきでしょうか?

「うーん、やっぱり急ぎでもなく、重要でもない第4領域かな」

 そう回答される人が多いのではないでしょうか。実は、これは半分正解で、半分間違いです。実際、表に書き出してみてあまりにも第4領域が多い場合は、第4領域から見直してみていただきたいと思いますが、実はこの第4領域は実はバランスをとるための時間でもあるのです。

 皆さんも、忙しいときに限って、テレビやスマホをいつもより見てしまったり、同僚と世間話をしてしまったりなんて経験はありませんか? 私たちは、第1領域が増えれば増えるほど、そのバランスをとるために第4領域に時間を使ってしまう傾向があるのです。第4領域を無理に減らそうとするとバランスを崩してしまうことにもなってしまいます。

 では、どこを減らせばいいのでしょうか?

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