対面なのに「タメ口&呼び捨て」偉そうに振る舞う友人の先輩に怒りの鉄槌
昔と違って最近は職場の部下や後輩でも「さん付け」呼びや敬語が基本。ただし、大企業では徹底されていても中小企業ではまだ浸透しているとは言い難く、呼び捨て・タメ口文化が当たり前の職場も少なくありません。実際に離職率が高いと指摘する専門家もいて、こうした体育会系気質の会社への就職・転職を避ける若い人たちは多いようです。
一方、学生時代の部活の先輩後輩の間では、大人になっても呼び捨てが当たり前。本人同士が納得しているならいいですが、なかにはとんでもない勘違いをした困った人もいるようです。
勝手に合流してきた友人の先輩
「今から約5年前、幼稚園から中学まで一緒だった親友の俊太(仮名)と居酒屋に行ったときのことです。飲み始めてからしばらくすると、高校時代の野球部の先輩という方がいきなり俊太に話しかけてきたんです。
彼は1人で来ていたらしく、こちらの承諾を取らずにウチらのテーブルで飲み始め、自分には『君もいいよな?』って。その時点で失礼なヤツ認定をしていましたが、想像の遥か上を行ってました(苦笑)」
当時の様子をそう語るのは、バイオ関連企業に勤める高木聡さん(仮名・29歳)。俊太さんも困惑した表情を浮かべており、長年の付き合いからこの再会を喜んでいるどころか先輩のことを嫌っているとすぐに察したといいます。
あって5分でタメ口&呼び捨て…
「俊太は本気で甲子園を目指していた野球強豪校の出身で、上下関係はかなり厳しかったそうです。なかでも『補欠なのにパワハラまがいの後輩いびりをしてくる先輩がいて地獄だった』とうんざりした様子で話していたことがあったのですが、きっと彼のことなんだろうなって。だって私が俊太と同じ学年で1つ下と知った瞬間、急にタメ口で名前も呼び捨てですからね。初対面で5分と経たずにコレですから本当に呆れました」
しかも、話は先輩による一方的な自分語り。社内月間1位のトップ営業マンだと自慢したかと思えば、職場の上司を口汚く罵っていたそうですが、彼を迷惑な存在としか思っていない高木さんにはどうでもいい内容でした。相手の気分を害さない程度に適当に相槌を打っていましたが、話題に途中から2人の高校時代の話に。その際、俊太さんの失敗エピソードをからかうような口調で言ったことはどうしても許せませんでした。