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自慢、説教、愚痴…上司やクライアントの「面倒な長話」から逃れる5つのコツ

学び

 私たちの職場で「盗みが横行している」と言ったら驚かれるはず。2度と取り返すことが出来ない大切なものを奪われているのです。それは、私たちの「時間」です。犯人は、誰であろう上司であり、クライアント顧客なのです。その手口は、延々と続く長話です。

上司

画像はイメージです(以下同じ)

 目上の立場である彼らに、私たちは反発もできず、ただ耐えるしかありません。結果的に仕事が遅れ、退勤が遅れる憂き目にあっている人も少なくないのでは? 今回の記事では、大手人材紹介会社で教育研修部長を務めた経験がある川野智己氏が「不快にさせずに長話から逃れる方法」を紹介します(以下、川野氏寄稿)。

なぜ長話を続けるのか

 長話を続ける彼らの深層心理には、「承認欲求」があります。長話の内容の多くは、自慢、説教、愚痴ではないでしょうか。自慢はもちろんのこと、説教においても「駄目なお前を指導してやっている凄い俺」、愚痴においても「本来はこんな不本意な扱いをされるべきではない凄い俺」を誰かに認めてほしいと思っているのです。

 承認欲求の充足を求め続けているということは、絶えずその捌け口としての聞き手を探していることを意味しています。よって、用もないのに安易に近づいたり、話しかけたりしてはいけないのです。とたんに、堰を切ったように話し始めることになってしまいます。

避けるべき行為は…

上司

 一方、不幸にも、長話を聞かざるを得なくなった場合においても、避けるべき行為があります。それは意図的に時計を何度も見たり、相槌も打たずに無反応・無関心な態度をしたりすること

 このような素振りをしては、きっと怒りを買うことになるでしょう。承認欲求を求めている彼らは、自分を軽んじる行為が許せないのです

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