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自慢、説教、愚痴…上司やクライアントの「面倒な長話」から逃れる5つのコツ

学び

承認欲求を満たし、我に返らせるには

 ここからは、「長話から逃れる方法」を具体的に紹介していきます。

1)気遣う言葉をかける
「(このまま会話を続けて)お時間は大丈夫ですか」「次のご予定と重なっておりませんか」と声をかけましょう。配慮を受けたと受け止め、尊重されていると感じ、承認欲求が満たされることになるのです。また、その優しい気遣いの声掛けにより、「話が長すぎたかな」と、彼らを我に返らせる効果も期待できます。

2)話のまとめに入る
「課長のお話をまとめると〇〇と△△ですね。貴重なお話ありがとうございました。早速、明日からやってみます」と、話を締めくくりましょう。彼らからすれば、いったん、まとめられた話を前にして、さらに言葉を加えづらくなるものなのです。また反面、自分の話を十分受け止めてくれた、と欲求を満足させ会話を終えるでしょう。

話を締める&避けるには

上司

3)嘘も方便
「名残しいのですが、実は別の訪問先(打合せ)がありまして。この続きは、また次回に是非お聞かせください」と話しましょう。自分は引き続き話を聞きたいものの、やむを得ない事情により葛藤を抱えている……と説明すれば、彼らにも気持ちが十分伝わるはずです。

4)意図的にトイレに立つ
 生理的な理由と称して席を立つことを、誰も責めることはできません。意図的に時間の空白を設けるのです。彼らはクールダウンを余儀なくされます。あわせて、席に戻るタイミングこそが、私たちが会話の主導権を握ることができる千載一遇のきっかけなのです。その際に、前述の(2)「話のまとめに入る」を使いましょう。長話を締めるうえで大変有効な口火になります。

5)会話の開始時刻を工夫する
 営業上の訪問や上司への報告など、どうしても会話をせざるを得ない場合には、その開始時刻を工夫しましょう。昼食時刻の前や、彼らの重要な用事(会議)の直前、喫煙者なら喫煙サイクルの直前に設定するのです。いやがおうにも、終わりの時刻を決められることになり、必然的に長話を避けることができるのです。

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