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焼肉を最高においしくする焼き方のコツ。トングで肉のどこを挟むべきか

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「牛タン」:実は4種類に分けられる

肉匠坂井

 続いて、焼肉屋に行ったらついつい頼んでしまう“ベタな部位”について紹介していきます。

●タン
ご存じの通り、「牛タン」とは牛の舌の部分のこと。コリコリとした食感を楽しめる人気の部位で、ほとんどの人が最初に注文するのではないでしょうか。そんな牛タンですが、「タン先・タン中・タン元・タン下」と分けることができ、先端側ほど硬く、舌の付け根側はやわらかいのが特徴です。他の部位に比べればカロリーは低いほうで、たんぱく質やビタミンが豊富なためダイエットや美容を気にされている方にもおすすめです。

●ハラミ
牛の「ハラミ」は、横隔膜の筋肉を指します。程よく脂がのって弾力もあり、赤身のような見た目をしています。食べやすい柔らかさのある食感で、旨みも味も濃いため満足感があります。さらに脂身が少なめでカロリーも控えめなため、脂が苦手な方でも召し上がれます。

「ヒレ」:年齢を問わず食べやすい部位

●ヒレ
「ヒレ」は、柔らかさなら牛肉随一。背骨の腰に沿うようにある棒状のブロック肉で、背骨の両側からしか取れず、1頭に対し2本しかとれない超希少な部位。サーロインに対して「肉の女王」と呼ばれています。肉質はきめ細かく舌触りもまろやかで、赤身のクセのない甘みが感じられるのも特徴。脂肪が少ないので、年齢を問わず食べやすい部位でしょう。

●レバー
「レバー」は、牛の肝臓です。弾力性がありますが柔らかい食感で、甘みと濃厚な味わいが特徴です。少しクセのある味なので、好き嫌いが分かれてしまいますが、根強いファンが多い部位。また、高タンパクかつ低脂質、栄養価も高く、新鮮なものほど臭みが少なく歯ごたえも良いです。レバーに多く含まれる葉酸や鉄分は、貧血防止や造血の効果があるのです。

 他にもたくさんの部位があるので、気になる方はぜひ調べてみてください。自分の好きなお肉を見つけて焼肉を楽しみましょう。

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