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参加者100人以上のド派手な披露宴で…“思わぬ誤解”に巻き込まれた話

コラム

“心理カウンセラー”の女性がスピーチして…

 村山さんが、その女性をスマホで検索すると、プロフには「運命」「神の力」など怪しい文言が……。しかも、彼女は新婦の友人代表としてスピーチを任されていたのです。

「彼女のスピーチを聞いて驚きました。だって、香菜さんの人となりや、エピソードについてはほとんど触れず、話題が自分が主催しているセミナーの宣伝に終始していたからです。直前に新郎の会社の上司の素晴らしいスピーチがあったので、ここでも格差にがく然としました」

 しかも村山さんの向かい側の若者は、新婦が飲み屋で知り合ったというライター志望の男子。「どうやったらライターになれるんですか」「コネはどうすればできるんですか」「有名作家と知り合うにはどうしたらいいですか」と、結婚式にもかかわらず、遠慮ない質問攻めでゲンナリしたそうです。

夫婦のいざこざを人ヅテに聞かされて

結婚式

「もうヤケになって、私はワインをたくさん飲んで、二次会に行きました。でも、肝心の新郎新婦は2人とも欠席でした。『新婦がお酒を飲めないから……』という理由でしたが、あのスピーチの内容に新郎があきれてしまったのかもしれません」

 二次会はホテルの屋上のラウンジで開催され、村山さんは「せっかくの機会なので、披露宴で隣の席に座ったテレビ関係者と親交を深めたい」と、参加。しかし、彼らは会場にいる女の子をお持ち帰りしようと目を光らせていたため、相手にしてもらえませんでした。

「仕方ないので、新郎の大学時代の友人と話をしていました。すると新郎が、以前から香菜さんに不満を持っていることがわかりました。たとえば、仕事で夜遅くクタクタになって帰宅した新郎に、香菜さんは『私の話を聞いて!』と、2時間近くしゃべりっぱなしで、眠らせてくれないのだそうです

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